食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02970620105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、小売肉中の抗菌剤耐性菌をモニターする2007年度報告書を発表
資料日付 2009年9月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)の動物医薬品センターは、小売肉中の抗菌剤耐性菌をモニターする「2007年全米抗菌剤耐性監視システム (NARMS) 小売肉年次報告書」を発表した。概要は以下のとおり。
 NARMS(National Antimicrobial Resistance Monitoring System)小売肉サーベイランスプログラムの目的は、食品媒介微生物における抗生物質耐性の普及率をモニターすることにある。2007年中、食中毒症アクティブサーベイランスネットワーク(FoodNet)を構成する9州からサルモネラ属菌とカンピロバクターの報告があった。このほか3州ではさらに腸球菌とE.coliの採取があった。NARMSプログラムから得られた成果は、微生物の抗菌剤耐性傾向を識別・分析するための評価基準として活用される。2007年度報告書の顕著な点は次のとおり。
1. サルモネラ属菌
:牛挽肉およびポークチョップからの菌の採取率が低かったため、これらの採取源から得た耐性傾向の統計分析は、慎重に考慮すべきである。あらゆる抗生物質に感受性を持つ分離株の割合を肉の種類別に見ると、鶏胸肉(47.5%)、七面鳥挽肉(15.3%)、牛挽肉(92.3%)、ポークチョップ(44.4%)であった。
2. カンピロバクター
:例年鶏胸肉から採取されるカンピロバクターは95%を上回っている。鶏胸肉から分離されたC. jejuniとC. coliには耐性パターンに一貫して明瞭な相違が見られ、 マクロライド系抗生物質耐性は2002年~2007年のいずれの年にもC. coliの方がはるかに高かった。たとえば、アジスロマイシン耐性はC. jejuniが0.6%(2/232件)であったのに対し、C. coliでは6.3%(9/143件)であった(いずれも2007年)。別の顕著な傾向として、鶏肉から採取したC. coliは、シプロフロキサシン耐性が2002年の10%(9/90件)から2007年の25.9%(37/143件)に増えており、上昇傾向を示している。またC. jejuni分離株の48.6%(161/332件)がテトラサイクリン耐性で、 これも2002年の38.4%(76/198件)から上昇した。
 報告書全文は次のURLから入手可能。
http://www.fda.gov/downloads/AnimalVeterinary/SafetyHealth/AntimicrobialResistance/NationalAntimicrobialResistanceMonitoringSystem/UCM166132.pdf
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL http://www.fda.gov/AnimalVeterinary/SafetyHealth/AntimicrobialResistance/NationalAntimicrobialResistanceMonitoringSystem/ucm180994.htm
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