食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02950760314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、意見書「オメガ-3脂肪酸の食品への添加には最大値を設定するよう勧告する」を公表
資料日付 2009年7月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、意見書「オメガ-3脂肪酸の食品への添加には最大値を設定するよう勧告する」(2009年5月26日付)を公表した。概要は以下のとおり。
 魚油の長鎖オメガ-3脂肪酸(DHA(ドコサヘキサエン酸)及びEPA(エイコサペンタエン酸))は、健康を促進する(特に心血管疾患及び血管障害を予防する)と言われている。そのため魚油は、サプリメント及び食品に添加されている。藻油由来のDHAに富む油2種も、乳製品(飲料を除く)、朝食用シリアル、スプレッド、サプリメント及び栄養食への添加がEUで認可されている。
 長鎖オメガ-3脂肪酸は、脂肪の多い海水魚及び他の海産物に含まれる。欧州委員会は現在、新開発藻油を添加してよい食品の種類を拡大可能かどうか検討している。これを受けBfRは、オメガ-3脂肪酸(DHA及びEPA)の多量摂取の健康リスクを評価した。
 通常の食事を介しドイツの消費者は、DHA及びEPAを平均127mg/日(若い女性)~295mg/日(年配の男性)摂取している。多量に摂取する者(95パーセンタイル)の摂取量は369mg/日(若い女性)、827mg/日(年配の男性)である。海洋微細藻類由来のDHAに富む油の新開発食品認可申請を受けてBfRが行った推定では、14の食品群の食品へ藻油を添加すると、長鎖オメガ-3脂肪酸の摂取量はこれまでの約4倍となる。このような多量摂取は、複数の研究において、コレステロール値の上昇、免疫障害(特に年配者)及び出血傾向と関連していた。又これまで、オメガ-3脂肪酸の多量摂取の長期的影響がどのようなものか明確に解明されていない。
 それゆえBfRは、DHA及びEPAの食品への添加には、それらの由来(魚油、藻油あるいは脂肪酸エチルエステル)に係わりなく最大値を設定するよう勧告する(不飽和オメガ-3脂肪酸の平均一日摂取量が1.5gを超過しないように)。また、清涼飲料など通常脂肪を含まない食品にはオメガ-3脂肪酸を添加すべきではない。
 本意見書の概要の英語版は以下のURLから入手可能。
http://www.bfr.bund.de/cm/245/bfr_recommends_the_setting_of_maximum_levels_for_the_fortification_of_foods_with_omega_3_fatty_acids.pdf
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/208/fuer_die_anreicherung_von_lebensmitteln_mit_omega_3_fettsaeuren_emfiehlt_das_bfr_die_festsetzung_von_hoechstmengen.pdf
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