食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02940840188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、害虫抵抗性及び除草剤耐性の遺伝子組換えとうもろこし交配種MON 89034 x 1507 x MON 88017 x 59122の市場流通認可申請について意見書を提出 |
資料日付 | 2009年7月10日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、欧州規則EC No.1829/2003に基づき、害虫抵抗性及び除草剤耐性の遺伝子組換えとうもろこし交配種MON 89034 x 1507 x MON 88017 x 59122の輸入と加工及び食品や飼料に種子及びその二次製品を使用するための市場流通認可申請について競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受けて2009年6月2日付で意見書を提出。とうもろこし交配種MON 89034 x 1507 x MON 88017 x 59122は遺伝子組換えとうもろこしを従来の方法で交配したもの。導入遺伝子と発現たん白質は下記のとおり: -MON 89034(遺伝子:cry1A105及びcry2Ab2):チョウ目害虫抵抗性 -1507(遺伝子:cry1F及びpat):チョウ目害虫抵抗性及びグルホシネートアンモニウム除草剤耐性 -MON 88017(遺伝子:cry3Bb1及びcp4epsps):コウチュウ目害虫抵抗性及びグリホサート除草剤耐性 -59122(遺伝子:cry34Ab1、cry35Ab1及びpat):コウチュウ目害虫抵抗性及びグルホシネートアンモニウム除草剤耐性 当該とうもろこしの導入遺伝子cry1A105、cry2Ab2、cry1F、cry3Bb1、cry35Ab1、pat及びcp4epspsはそれぞれの親系と同様に発現し、たん白質CRY1A.105 , CRY2Ab2 , CRY1F , CRY3Bb1 , CRY34Ab1 , CRY35Ab2 , PAT及びCP4EPSPSを産生。 また、親系と同様のインサートを保持し、導入遺伝子による発現形質も安定。 構成成分データは、若干の改変たん白質があることを除いて、MON89034、1507、MON88017及び59122それぞれと同等と評価できる。死亡例が認められない投与量(doses sans letalite=NOAEL:無毒性量)の点からは、これ等のたん白質は大きな毒性を示すものではない。 親系4系統MON89034、1507、MON88017及び59122それぞれのラットを使った90日間亜慢性毒性試験では、1507、MON88017及び59122に毒性がないことを示すもの。 MON89034については膀胱結石が発症しており、その背景データ(0.49%)とMON89034を高用量給餌したグループの雌で観察された罹患率の10%との差についての補足説明を求めていた(2007年11月20日付AFSSA意見書)。たん白質CRY1A.105、CRY2Ab2、CRY1F、CRY3Bb1、CRY34Ab1、CRY35Ab2、PAT及びCP4EPSPSにアレルギー誘発性はない。 鶏を使った栄養評価では市販品種の対照とうもろこしと同等。 AFSSAは下記結論に達した:-とうもろこし交配種MON89034及びMON89034x1507xMON88017x59122は、遺伝子組換えとうもろこしMON89034、1507、MON88017及び59122の親系4系統を従来の交配技術により得られたもの。よって、4つのインサートによりコードされた8種のたん白質が同時に発現。 -構成成分の分析結果から、遺伝子組換えとうもろこしMON89034x1507xMON88017x59122の種子と対照が、新たに発現したたん白質を除いては、実質的に同等であると結論できる。 -同様に、鶏を使って実施した栄養試験から、遺伝子組換えとうもろこしMON89034x1507xMON88017x59122と対照の栄養が実質的に同等であると結論できる。 -毒性評価は、形質転換操作を一回(transformation simple)行ったとうもろこしで実施。また、AFSSAはMON89034の試験及びとうもろこし交配種MON89034x1507xMON88017x59122の亜慢性毒性試験で発生した膀胱結石罹患率の原因について納得のいく説明がないので当該とうもろこしMON89034x1507xMON88017x59122の種子及びその種子由来製品の安全性について判断できない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Documents/BIOT2009sa0067.pdf |
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掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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