食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02940740149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、貝毒のドーモイ酸(DA)に関する科学的意見書(7月2日採択)を公表。
資料日付 2009年7月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事) 欧州食品安全機関(EFSA)は24日、貝毒のドーモイ酸(DA)に関する科学的意見書(7月2日採択)を公表した。概要は以下の通り。
DAとその異性体はヒトに記憶喪失性貝中毒を引き起こす。DAの数種類の異性体(ジアステレオ異性体のepi-DAやイソドーモイ酸)が同定されているが、DA及びepi-DAの発生に関するデータのみが報告されている。DAの最小毒性量(LOAEL)0.9mg/kg体重を不確実係数30で除して、急性参照用量(ARfD)を30μg /kg体重に設定した。DAは蓄積中にepi-DAに変換しうるため、当該ARfDはDAとepi-DAの総計に適用される。現行のEU規制値(20mgDA/kg貝肉)におけるDA及びepi-DA含有貝肉を一人前400g摂取すると、食事由来のDA暴露量は8mg (体重60kgの成人の約130μgDA /kg 体重に相当)となる。この量は、当該ARfD (体重60kgの成人の1.8mgDA /1人前に相当)の約4倍で、潜在的な健康リスクを引き起こすと考えられる。欧州市場で現在入手可能な貝肉を摂取した場合、現在の摂取データ及び発生データに基づくと、当該ARfDを超える可能性が約1%と思われる。体重60kgの成人が当該ARfDを超えないためには、一人前400gの貝肉のDA含有量は、1.8mg未満 (4.5mg DA/kg貝肉未満に相当)が望ましいと当該パネルは結論づけた。EU規制値に準拠した検体に関する現在入手可能な発生データでは、3.5%が4.5mg DA/kg貝肉を超える。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.16/2009(2009.0729)
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2009/foodinfo200916.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Scientific_Opinion/contam_op_ej1181_domoic%20acid_marine%20biotoxins_en.pdf?ssbinary=true
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