食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02930820188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、ビタミンCの酸化促進作用評価について意見書を提出
資料日付 2009年6月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、ビタミンCの酸化促進作用評価について競争・消費・不正抑止総局(Dgccrf)から諮問を受け2009年4月28日付で意見書を提出した。
1. 諮問
(1)ビタミンCの酸化促進作用は証明されているか、又は相反する結果がある科学的不確実性があるか?
(2)もしそうであれば、これらの作用は添加食品(強化食品やサプリメント経路)で摂取したビタミンCに特有の作用か、または食品中の天然ビタミンCでも同じ作用が認められるのか?
(3)ビタミン摂取による酸化促進作用を引起こす用量を決めることはできるか?
(4)鉄分はビタミンCの酸化促進作用に影響するか?もしそうなら、この影響は鉄分添加によるものなのか、あるいは食品中の天然の鉄分によるものなのか?
(5)妊婦の鉄分吸収を改善するためにビタミンCと鉄分を一緒に摂取するよう推奨した全国栄養健康プログラム(PNNS)の見直しは必要か?
2. 結論と勧告
(1)ヒトのいくつかの組織(例:リンパ球)のDNAベースで、ビタミンCの酸化促進作用が観察された
(2)2件の研究論文でビタミンC単独で用量500mg/日、又は14mg/日の鉄分と用量240mg/日のビタミンC補給でヒトでの酸化促進作用が観察された
(3)サプリメントや強化食品を摂取しなければ、酸化促進作用が観察されたビタミンC摂取量のレベルには到達しない
(4)研究の数が少ないので、鉄分及びビタミンCを共に補給した場合の酸化促進作用についての判断は不可能である
(5)通常の食事によるビタミンCと鉄分の摂取での酸化促進作用を想起させるような科学的根拠はない。このことから、AFSSAは全国栄養健康プログラム(PNNS)の勧告を見直す必要はないと思料する(ビタミンCと鉄分の同時摂取は通常の食事で摂取する場合のみと云う助言)。
3. 勧告
 ビタミンCの酸化促進作用、殊に鉄分と併用した場合の作用について理解を深めるために新たな研究が必要である。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/NUT2008sa0212.pdf
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。