食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02930470110 |
タイトル | カナダ保健省(Health Canada)、ボトル入り飲料水のビスフェノールAに関する調査報告 |
資料日付 | 2009年7月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | カナダ保健省(Health Canada)は7月9日、ボトル入り飲料水のビスフェノールA(BPA)に関する調査報告を公表した。 今回、54製品のボトル入り飲料水68サンプルを調査した。これらの飲料水は温泉水、ミネラルウォーター、フレバー入り、炭酸水、非炭酸水であり、容器はガラス、金属、高密度ポリエチレン、PET(ペット)及びポリカーボネート製である。更に事務所等で使用される大容量ポリカーボネート製ボトル入り飲料水(18.5l)についても調査した。 サンプル調査の結果、非ポリカーボネート製ボトル入り51製品全てのBPA量は、平均検出限界(MDL)0.5μg/L未満である。ポリカーボネート製品では、17サンプルのうち13サンプルでBPAが検出され、BPA濃度は0.5~8.82μg/L、平均1.5μg/Lとなった。室温でのポリカーボネート製品からのBPAの溶出は極めて低量であるため、高濃度のBPAを含んだ製品は保管中もしくは輸送中に熱(直射日光など)に曝された可能性がある。 2008年に、カナダ保健省(Health Canada)は、食品中のBPAの安全性を十分考慮した水準で設定されていた暫定耐容一日摂取量(TDI:25μg/kg体重/日)を再確認した。 ボトル入り飲料水のBPAへの一般的な消費者の全体的暴露量は極わずかであり、ポリカーボネート製ボトル入りの飲料水が安全性に懸念をもたらすことはない。 ポリカーボネート製ボトル入り飲料水の平均BPA含有量(1.5μg/L)に基づくと、体重60kgの大人の場合、上記TDIに匹敵するBPAを摂取するには、1日に約1 ,000Lのポリカーボネート製ボトル入り飲料水を消費しなければならない。 また、ポリカーボネート製ボトル入り飲料水のみ消費する特定集団では、平均BPA含有量(1.5μg/L)、飲料水の1日平均消費量(1.5L)に基づいて推計を行うと、BPAへの暴露量は0.18から0.22μg/kg体重へと増加する。この調査から、ボトル入り飲料水を通じたBPAの暴露量はきわめて低く、食品パッケージを通じたBPAへの暴露によって、消費者に健康リスクがもたらされることは考えられないというカナダ保健省のこれまでの評価結果が裏付けられた。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | カナダ |
情報源(公的機関) | カナダ保健省(Health Canada) |
情報源(報道) | カナダ保健省(Health Canada) |
URL | http://www.hc-sc.gc.ca/fn-an/alt_formats/hpfb-dgpsa/pdf/securit/bpa_survey-enquete-bot-bou-eng.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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