食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02930250149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分ミクロブタニルのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表
資料日付 2009年7月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月10日、農薬有効成分ミクロブタニル(Myclobutanil)のリスク評価のピアレビューの結論(2009年6月4日付け)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 生食用及びワイン用ぶどう、並びに、りんごに適用する殺菌剤としての評価に基づき結論を出した。
2. ミクロブタニルは、経口毒性があるが、経皮及び吸入毒性はない。皮膚刺激性又は皮膚感作性もない。
3.遺伝毒性及び発がん性も観察されていない。
4.ラット長期(2年間)試験から得た妥当な無毒性量(NOAEL) 2.5mg/kg体重/日を根拠に、これを安全係数100で除し、一日摂取許容量(ADI)を0.025mg/kg体重/日に設定した。 
 90日間及び1年間の犬における試験で得られた総体的なNOAEL3.09mg/kg体重/日を根拠に、許容作業者暴露量(AOEL)を0.03mg/kg体重/日とした。
 ラット発生毒性試験における胎児毒性影響(生存率の変化)のNOAEL31.3mg/kg体重/日を根拠に、これをアセスメント係数100で除した急性参照用量(ARfD)0.31mg/kg体重が提案された。このARfD案と当該ラット発生毒性試験における発生毒性影響の最小毒性量(LOAEL)との間に300倍のマージンがあり、専門家らは当該ARfD値に同意した。
5. 当該成分の残留基準値(MRL)案として、りんご(0.5mg/kg)及び生食用/ワイン用ぶどう(1mg/kg)が提案された。動物由来製品に対するMRLも必要である可能性があるが、結論を出せなかった。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.15/2009(2009.07.15)

http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2009/foodinfo200915.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/PRAPER_Conclusion/praper_concl_sr298_myclobutanil_en_public.pdf?ssbinary=true
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