食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02930230149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分カルボフランのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表
資料日付 2009年7月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月10日、農薬有効成分カルボフランのリスク評価のピアレビューに関する結論(132ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 本結論は、申請されたとうもろこし、てんさい及びひまわりに適用する殺虫剤(土壌中)カルボフランの代表的用途の評価に基づいている。
2. カルボフランは、ラットにおいて、急速に広範囲に吸収され、排出される。経口(LD50:7mg/kg体重)及び吸入毒性(LC50:0.05mg/kg体重)は非常に強く、皮膚毒性は中程度である。皮膚、眼への刺激性及び皮膚への感作性はないが、眼への暴露により死亡することが報告されている。カルボフランの重要な標的は、脳及び赤血球におけるアセチルコリンエステラーゼ(AchE)の阻害である。
3. カルボフランは、in vitro では遺伝毒性を示したが、in vivo では陰性であった。
4.新たに提出された生後11日後の子供のラットにおける急性神経毒性試験データを評価し、無毒性量(NOAEL)は決定できなかったが顕著な脳のアセチルコリンエステラーゼ(AchE)の阻害を基に、最小毒性量(LOAEL)0.03mg/kg体重が得られた。同様に、若いラットにおける臨床学的所見を基に、NOAEL 0.03mg/kg体重が得られた。
5. 子供のラットにおける急性神経毒性試験で得られたLOAELを安全係数200で除し、ADI及び急性参照用量(ARfD)を0.00015mg/kg体重/日に設定した。
6. 若いラットにおける急性神経毒性試験で得られたNOAELを安全係数100で除し、許容作業者暴露量(AOEL)を0.0003 mg/kg体重/日に設定した。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.15/2009(2009.07.15)

http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2009/foodinfo200915.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/PRAPER_Conclusion/praper_concl_sr310_carbofuran_en
,0.pdf?ssbinary=true
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