食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02930150149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分の5-ニトログアヤコールナトリウム塩、並びに、o-ニトロフェノール及びp-ニトロフェノールの各ナトリウム塩のリスク評価のピアレビューに関する結論を公表
資料日付 2009年4月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月1日、農薬有効成分の5-ニトログアヤコールナトリウム塩、並びに、o-ニトロフェノール及びp-ニトロフェノールの各ナトリウム塩のリスク評価のピアレビューに関する結論(130ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1.今回の評価は、1g/lの5-ニトログアヤコールナトリウム塩、2g/lのo-ニトロフェノール及び3g/lのp-ニトロフェノールを含む濃縮農薬製剤、「Atonik」で実施した。
2.哺乳動物において、Atonikは急速に広範囲に吸収され、体内蓄積をせずに広く体内に分布し、主に尿中へ排出される。3活性物質に対し、Xn
,R22「有害:飲み込むと有害」への分類が提案されている。また、o-ニトロフェノール及びp-ニトロフェノールに対してXi;R36:「眼への刺激性」が、5-ニトログアヤコールナトリウム塩に対しXi;R41:「刺激性;眼への大きな刺激性」への分類が提案されている。
3.短期試験において、最も感受性の高い動物は犬で、高投与量における主たる標的器官は、肺、肝臓及び腎臓であるが、NOAELは、臨床における所見(軟便/粘液便及び嘔吐)から得られている。。
4.in vitroにおける遺伝毒性試験で陽性の結果が得られているが、in vivo試験において陰性であることから、長期試験では、発がん性の可能性がないとしている。
5.生殖毒性試験において、高投与量において母獣毒性があり、受精率の減少が観察されたが、産仔に悪影響は観察されなかった。ラット及びウサギにおける催奇性も観察されなかった。
6.参照用量を出すに当たり、3つの活性物質に対して個別に数値を設定すること及びAtonikの毒性学的データを使用することが同意された。これは混合物であるAtonikの無毒性量(NOAEL)の方が、個別の物質の無毒性量(NOAEL)より小さいためである。
7. 1年間の犬における試験で得られたデータに安全係数100を適用して、ADIを0.003mg/kg体重/日に、90日間の犬における試験で得られたデータに安全係数100を適用して、許容作業者暴露量(AOEL)0.007mg/kg体重/日を設定した。急性参照用量(ARfD)はウサギにおける発生毒性におけるLOAELに安全係数300を適用して、0.045mg/kg体重/日を設定した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/PRAPER_Conclusion/praper_concl_sr191_sodium_5_nitroguaiacolate_sodium_o_nitrophenolate_and_sodium_p_nitrophenolate_en
,0.pdf?ssbinary=true
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