食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02920600314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、報告書「2007年のドイツにおける人獣共通感染症の病原体」を公表 |
資料日付 | 2009年6月22日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、報告書「2007年のドイツにおける人獣共通感染症の病原体」(211ページ)を公表した。ヒトの感染状況及び食品に係わる内容の概要、並びに報告書の項目は以下のとおり。 1. 序 2. 調査方法 (把握システム、サーベイランスシステム、検査システム:ヒト、動物、と畜場、食品、飼料 ) 3. 概要 (サルモネラ属菌、カンピロバクター、腸管出血性大腸菌、エルシニア、リステリア) 4. サルモネラ属菌 2007年のヒトのサルモネラ症は55 ,400件で、前年より5%増加した。原因菌の71%(前年70%)はS.Enteritidis、23%(前年24%)はS.Typhimuriumであった。前年同様、家きん・家きん肉の検出率が、牛・牛肉及び豚・豚肉に比べ顕著に高かった。牛肉及び豚肉で最も頻繁に検出されたのはS.Typhimuriumであった。家きん肉では血清型が多岐にわたっており、S.EnteritidisあるいはS.Typhimuriumは検出菌の約8分の1であった。 家きん肉の検出率は8.35%で、前年(11.54%)より有意に減少した。豚肉の検出率は3.7%で前年(2.95%)より増加した。卵の検出率は0.72%で前年(0.59%)より増加した。ほとんどは卵の殻から検出され、卵黄から検出されることはまれであった。卵の検出菌の約3分の2はS.Enteritidisで、その次に検出されたのはS.Infantisであった。 5. カンピロバクター 2007年のヒトのカンピロバクター症は66 ,107件で、前年より27%増加した。前年同様、高温性カンピロバクターは、特に家きん肉から検出された(家きん肉平均32.7%、肉用鶏肉41.2%、カモ肉37.5%、七面鳥肉17.6%等)。検出菌の72.9%はC.jejuniで、16.8%はC.coliであった。生肉製品の検出率は11%で前年(0.54%)より顕著に高く、豚肉の検出率(1.3%)と比較しても高い。その他の食品からはほとんど検出されなかった。 6. 腸管出血性大腸菌(EHEC/VTEC/STEC) 2007年のヒトの腸管出血性大腸菌(EHEC)感染は839件で、前年より29%減少した。ヒトから頻繁に検出された血清型はO26型、O157型、O103型、O91型、O111型、O145型、O128型、O113型及びO78型であった。前年同様、ベロ毒素産生性大腸菌(VTEC)は特に牛肉、めん羊肉、狩猟動物肉、生の挽肉、肉製品から検出された。肉(家きん肉を除く)の検出率は5.4%で前年(5.2%)と同程度であった。牛肉の検出率は2.8%で前年(4.5%)より減少した(前々年1.3%)。前年同様、乳及び乳製品の数サンプルからVTECが検出された。 7. エルシニア 2007年のヒトのエルシニア症は4 ,987件で、前年より3%減少した。原因菌の87%が血清型分類され、その90%はO:3型、6%はO:9型、0.8%はO:5 ,27型であった。豚肉4サンプル(9.3%)、生乳2サンプルからエルシニアが検出されたが、その他の食品からはほとんど検出されなかった。 8. リステリア 2007年のヒトのリステリア症は356件で、前年より約31%減少した。血清型分類された26株の内15株は血清型4b、11株は1/2aであった。リステリアは前年同様、多くの食品群から検出された(生肉製品23%、家きん肉19%、燻製魚22%、めん羊チーズ16%、生乳チーズ4.3%、サラダ11%など)。多くの食品で前年より検出率が増加した。血清型では1/2aが確認された。 9. マイコバクテリア 10. ブルセラ菌 11. クラミジア 12. コクシエラ菌(Q熱起因菌) 13. 旋毛虫 14. トキソプラズマ 15. エキノコックス 16. ブドウ球菌 17. クロノバクター(エンテロバクター・サカザキ) 18. 付属文書 19. 略語 20. 表一覧 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/cm/238/erreger_von_zoonosen_in_deutschland_im_jahr_2007.pdf |
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