食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu02920580149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、貝毒のペクテノトキシン群に関する科学的意見書を公表 |
| 資料日付 | 2009年6月19日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は6月19日、貝類中の海産自然毒ペクテノトキシン群(Pectenotoxin (PTX) group)に関する科学的意見書(2009年5月27日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 現在15種のPTX類似体が分離、特徴づけされている。貝類中のPTX群毒素はオカダ酸(OA)群毒素と共在しているのが常である。このことが、欧州の法令において両毒素を同じグループに分類する根拠になっていると思われる。PTX群毒素の作用機序は、OA群毒素のそれと同じではないため、OA群毒素の基準値にPTX群毒素を含むべきでないと科学パネル(CONTAM)は結論した。 2. マウスの致死性に関する入手可能なデータは腹腔内注射後の知見のみであり、確定的な毒性等価係数(TEF)を設定するには不十分である。確定的なデータが入手可能になるまで、慎重な立場から、PTX1、PTX2、PTX3、PTX4、PTX6及びPTX11=TEF値1とすることを当該パネルは提案している。PTX7、PTX 8、PTX 9、PTX2 SA及び7-epi-PTX2 SAは毒性が低く、TEF値を設定しなかった。 3. 経口毒性について十分に定義されていないが、マウスに認められたPTX2の腸毒性の最小毒性量(LOAEL)250μg/kg体重を根拠に急性参照用量(ARfD)を設定することが適切とCONTAMパネルは考える。マウスでの腸毒性は緩慢かつ可逆的であるため、LOAELから無毒性量(NOAEL)を推定するために適用する係数を3とした。CONTAMパネルは、250μg/kg体重のLOAELを不確実性係数積300で除して、ARfDを0.8μg PTX2当量/kg体重に設定した。体重60kgの成人が当該ARfD (0.8μg PTX2当量/kg体重)を超えないためには、貝肉のPTX類含有量は、48μg PTX2当量/400g貝肉未満(120μg PTX2当量/kg貝肉未満に相当)が望ましいとCONTAMパネルは結論づけた。 4. マウス及びラットを用いた生物検定法(MBA及びRBA)は、EUの公定法でPTX群等の親油性毒素類の定量に用いる。MBAは、その値が変わりやすく、定量には向かず、検知能力も不十分で、PTX群を識別しないという欠点があり、このため、偽陰性や偽陽性の結果を出す可能性があることにCONTAMパネルは留意した。RBAはOA群毒素のような下痢作用を有する化合物を検出する。PTX群毒素には下痢作用がない、したがってRBAはPTX群毒素の検出に適切ではないとCONTAMパネルは結論づけた。現時点における入手可能なエビデンスによって、液体クロマトグラフ-タンデム質量分析(LC-MS/MS)法がMBAに代わる検出法として大きな可能性を有していることが示唆されている。 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.14/2009 (2009. 07.01) http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2009/foodinfo200914.pdf |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Scientific_Opinion/contam_op_ej1109_pectenotoxins_en.pdf?ssbinary=true |
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