食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02920080216 |
タイトル | ニュージーランド食品安全庁(NZFSA)、幼児の多動性に関連する可能性のある人工着色料についてのファクトシートを公表(その1) |
資料日付 | 2009年6月29日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ニュージーランド食品安全庁(NZFSA)は、幼児の多動性に関連する可能性のある食品中の人工着色料に関し6項目のファクトシートを公表した。概要は下記のとおり。 1. 食品製造業者が人工食品着色料を使用する理由は何か。 食品の色は、品質や魅力に対する消費者の認識に影響を与え得る。多くの製造業者が人工着色料を使用するのは、天然色素よりも広汎な使用範囲で安定しており且つ安価であることが理由となっている。 2. 子供の行動に対する人工食品着色料の影響。 子供が人工着色料を摂取した後に多動性を示すどうかに関する研究はすでに行われている。一部の研究では、幾つかの着色料が敏感な人々に対し多動性傾向を高める可能性があるとしているが、しかしこの点についてはまだはっきりしていない。人工着色料と多動性との関連に関する研究は、如何に多動性行動を観察するか、子供間の差違、環境の刺激などの解釈についての困難に直面している。 2007年9月、英国食品基準庁(FSA)は、様々な用量での人工着色料2種の混合物及び防腐剤(安息香酸ナトリウム)が子供の行動に及ぼす影響に関するサウサンプトン大学の研究結果を公表した。比較的少ない影響が見られたが、全ての子供達が同じようにまた終始一貫して反応したわけではなかった。着色料の混合は或るグループの子供に対しては影響を与えたが、他のグループには影響がなかった。 3才の子供達は以下の混合物 Aに対してより過敏に反応した。 (1)食用黄色4号、(2)食用赤色102号、(3)食用黄色5号、(4)アゾルビン(カルモイシン)、(5)安息香酸ナトリウム 他方、8才から9才の子供達は以下の混合物 Bに対しより過敏に反応した。 (1)食用黄色5号、(2)アゾルビン(カルモイシン)、(3)キノリンイエロー、(4)食用赤色40号、(5)安息香酸ナトリウム 研究では、食品着色料1種或いは複数の組合せを摂取する子供と多動性との間に関連が存在する可能性が示唆されており、それは年令、用量及び人工着色料等の組合せによって変化する。この点について明確に立証するためには更なる研究が必要とされる。行動は多くの要因によって影響され、研究結果の統計的重要性にもかかわらず、現われた影響は少なく、偶然に発生した可能性もあることを理解することが大事だ。子供が食品に対し不耐性症状を持つ場合、NZFSAとしては医師または公認栄養士からの助言を求めるよう推奨する。 3. 人工食品着色料への有害反応 人工着色料、特に食用黄色は、時として食品に対する有害反応に結び付けられて来た。人工着色料が誘因となったぜんそくや他のアレルギー性の反応については資料により十分裏付けられている、しかしこれらの事例は極めて稀で、様々な環境並びに食事要件に敏感な人々においてのみ発生している。また一部の人々に対しては、ぜんそく、蕁麻疹/発疹、及び多動性が食品中の人工着色料に関係付けられている。 |
地域 | 大洋州 |
国・地方 | ニュージーランド |
情報源(公的機関) | ニュージーランド食品安全機関(NZFSA) |
情報源(報道) | ニュージーランド食品安全庁(NZFSA) |
URL | http://www.nzfsa.govt.nz/consumers/chemicals-nutrients-additives-and-toxins/food-colourings/foodcolouring.htm |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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