食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02920020149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品中のフラン濃度モニタリング結果に関する科学的報告書を公表 |
資料日付 | 2009年6月11日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は6月11日、食品中のフラン濃度モニタリング結果に関する科学的報告書(6月11日付け)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 食品中のフランの存在をモニターするため、委員会勧告2007/196/ECによって、加盟国は加熱処理された市販食品に関して以前よりさらに包括的な暴露評価をするため特に2007年と2008年におけるデータ収集を、その後は定期的なデータ収集を求められた。 2. 2004年~2009年に食品20品目について標本抽出した計2 ,908件の試験結果が報告された。フラン含有量の算術平均は、6μg/kg(ビール及び果実ジュース)~2 ,272μg/kg(焙煎コーヒー豆)の範囲であった。最も高い95パーセンタイル値のフラン含有量として、焙煎コーヒー豆に4 ,895μg/kg、また、加工について特定されていないコーヒーに6 ,500μg/kgが観察された。コーヒーのフラン含有量の平均は、豆を挽いた場合1 ,114μg/kgで、インスタントコーヒーの場合589μg/kgであった。 3. 穀物製品、食肉製品、スープ、ソース及びその他の製品におけるフラン含有量の平均は最高値よりかなり低かった一方で、これらの食品類にはフラン含有量の最高値が100μg/kgを超えるものも認められた。穀物製品における最高含有量は、トーストしたパン及び塩クラッカーから報告された。 4.瓶詰めベビーフード及び乳児用調製乳は、多くの乳児にとって唯一の食事になる可能性があり、かつ、そうした製品からフランが検出されているため、特に注目される。本調査では、乳児用調製乳の平均フラン含有量は8μg/kgで、市販の瓶詰めベビーフードにおけるフランの平均含有量は25μg/kgで、最大含有量は210μg/kgであった。 5. 欧州の成人による食品摂取の保守的評価では、フラン暴露量の暫定中央値0.78μg/kg体重/日と95パーセンタイル値の範囲中央1.75μg/kg体重/日が示された。欧州における生後3~12ヶ月の乳児の推定平均フラン暴露量は0.27~1.01μg/kg体重/日で、生後6ヶ月及び9ヶ月の乳児の暴露量が最も高いと推定された。生後6ヶ月~9ヶ月の乳児について算出した推定高暴露量は、1.14~1.34μg/kg体重/日であった。 6. フランは多様な加熱処理食品中に生成すると結論づけることができる。しかし、各品目の食品中における摂取前のフラン含有量に対する家庭内調理の影響、並びに、調理後の取扱いによる影響に関して調査がさらに必要である。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Report/datex_report_furan_en.pdf?ssbinary=true |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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