食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02910180149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分2-フェニルフェノールのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表 |
資料日付 | 2009年3月30日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)3月30日、農薬有効成分2-フェニルフェノールのリスク評価のピアレビューに関する結論(67ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 1.哺乳動物において、2-フェニルフェノールは低い急性経口、経皮及び吸入毒性(経口LD502 ,733mg/kg体重;経皮LD50>2 ,000mg/kg体重;吸入LD50 >0.036mg/kg体重)を示す。2-フェニルフェノールは皮膚、眼及び呼吸器系への刺激性を示すが、感作性はない。ラットにおける急性経口毒性試験において、雄ラットにおける膀胱尿路上皮の過形成及び腎臓損傷を基に、391mg/kg体重/日の無毒性量(NOAEL)とした。 2. 2-フェニルフェノールは遺伝毒性はない。 3.膀胱における乳頭腫及び移行性細胞がんの増加及びこれらの組合せを基に、長期全身毒性及び発がん性に関する無毒性量(NOAEL)、39 mg/kg体重/日が設定された。2-フェニルフェノールは500及び1 ,000mg/kg体重/日投与マウスに、肝臓腺腫、肝臓がん及び胚芽腫の増加を引き起こした。マウスにおける全身性毒性に関するNOAELは、<250mg/kg体重/日で腫瘍に関するNOAELは、250mg/kg体重/日であった。発がん性の機序は明らかにされていないが、マウスにおける肝臓及び膀胱腫瘍発症から、Xn;R40:「有害:発がん性影響への限定された証拠があり」への分類が提案されている。 4.総合的な母獣及び産子の総合的な毒性に関するNOAELは、100 mg/kg体重/日で、生殖毒性は500 mg/kg体重/日となった。ラットにおける母獣及び発達毒性に関するNOAELは、150 mg/kg体重/日に設定された。一方、ウサギにおける母獣及び発達毒性に関するNOAELは、各々100及び250 mg/kg体重/日に設定された。 5.一日摂取許容量(ADI)及び許容作業者暴露量(AOEL)は、上記の発がん試験で出された39 mg/kg体重/日のNOAELに、100の安全係数を適用して0.4 mg/kg体重/日に設定された。毒性学的特性から判断して、急性参照用量(ARfD)は不要とした。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/PRAPER_Conclusion/praper_concl_sr217_2_phenylphenol_en ,0.pdf?ssbinary=true |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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