食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02901050149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、サプリメントにセレン源として添加するSe-メチル-L-セレノシステインの安全性等に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2009年5月28日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は5月28日、サプリメントにセレン源として添加するSe-メチル-L-セレノシステイン(Se-methyl-L-selenocysteine)の安全性、並びに、当該供給源由来のセレンの生物学的利用能に関する科学的意見書(2009年4月28日採択)を公表した。欧州委員会の諮問を受けたもので、概要は以下のとおり。 1. 申請者が求めているサプリメント中のSe-メチル-L-セレノシステイン=Se-メチルセレノシステイン(Se-methylselenocysteine)の使用濃度(セレンに換算して200μg/日)は、食品科学委員会(SCF)が2000年に設定したセレンの許容上限摂取量(UL)(成人300μg/日及び15~17歳児250μg/日)を下回る。しかし、この申請された使用濃度は、SCFがセレンについて設定した11~14歳児のULと同じであり、1~3歳児のUL(60μg/日)、4~6歳児のUL(90μg/日)、7~10歳児のUL(130μg/日)を超えると科学パネル(ANS)は言及した。また、当該パネルは、申請された使用濃度のSe-メチルセレノシステインによるセレン補給(200μg/日)に加えて食事摂取を考慮すると、高パーセンタイル摂取量において、SCFが設定した成人及び15~17歳児の各ULを超えると言及した。 2. しかし、当該パネルは、(1)Se-メチルセレノシステインに関するヒトを用いた試験がない、(2)当該供給源由来のセレンに関するデータベースが比較的少ない、(3)サプリメントに使用されている他のセレン化合物と比較して、当該物質の安全性に関するデータが限定的であるとすれば、SCFが設定した成人及び小児に対するセレンの許容上限摂取量をSe-メチルセレノシステインの安全性の判断には使用できないと考える。したがって当該パネルは、イヌ及びラットを用いたSe-メチルセレノシステインの28日間毒性試験をリスク評価に用いた。 3. 当該パネルは、イヌ及びラットを用いた28日間毒性試験で得た最小毒性量(LOAEL)に追加の不確実係数5を適用することが望ましいと結論した。当該パネルは、申請者が求めるヒトのセレン補給用量200μg/日(体重60kgの人の約3.3μg/kg体重/日に相当)において算出された安全マージンの4~12では不十分であると考え、申請された使用濃度における補給用セレンの本供給源の安全性に懸念があると結論づけた。 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No. 12/2009 (2009.06.03) http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2009/foodinfo200912.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Scientific_Opinion/ans_ej1067_Se_methyl_L_selenocysteine_op_en.pdf?ssbinary=true |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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