食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02900640330 |
タイトル | 英国健康保護局(HPA)、vCJD有病率推定に関する扁桃組織調査結果の概要を公表 |
資料日付 | 2009年5月22日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国健康保護局(HPA)は、2009年5月22日付けBMJ医療学術誌に掲載されたHPAの研究者及び専門家グループによるvCJD有病率推定のために行われた最新の扁桃組織調査結果の概要を公表した。 HPAは2004年、摘出された扁桃中におけるvCJD関連のプリオンたん白質の検出を通じてヒトの無症候性変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(asymptomatic vCJD)の有病率を確定するために、National Anonymous Tissue Archive(NATA)を開始した。扁桃は、vCJDに感染後、プリオンが蓄積し易い身体部分の一つである(他の部分は、脾臓、虫垂、リンパ節、脊髄及び脳)。 2008年9月までに63 ,007の扁桃サンプルが採取され、検査が行われた。そのうち12 ,763サンプルは大部分の症例が発生した1961-1985年の誕生コホートからのもので、19 ,908サンプルはBSE感染牛の肉もしくは肉製品に暴露した可能性のある1985-1995年コホートから採取されたものであった。これらのサンプルを免疫組織化学または免疫ブロット法で検査したところ、PrPCJD(感染型プリオンたん白)の陽性反応を示したものはなかった。分析された63 ,007サンプルからは、vCJDに関連した異常性プリオンたん白は検出されず、ヒト集団における無症候性vCJD有病率は非常に低いと推定される。 英国では1995年以降、vCJD確定もしくはほぼ確実症例が168例発生し、そのうち115例がvCJDにより、また49例がvCJD感染とみられる原因で死亡している。これらの症例に基づいた逆算法からは、今後10年間においてさらに10例から190例の臨床症例が示唆されている。 BMJ掲載論文の全文(PDF 8ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.bmj.com/cgi/reprint/338/may21_2/b1442?maxtoshow=&HITS=10&hits=10&RESULTFORMAT=&fulltext=tonsil+sudies&searchid=1&FIRSTINDEX=0&sortspec=date&resourcetype=HWCIT 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No. 12/2009 (2009.06.03) http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2009/foodinfo200912.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国健康保護局(HPA) |
情報源(報道) | 英国健康保護局(HPA) |
URL | http://www.hpa.org.uk/webw/HPAweb&HPAwebStandard/HPAweb_C/1242914502235?p=1231252394302 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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