食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02900420295
タイトル 国際連合食糧農業機関(FAO)、動物用医薬品の残留評価のモノグラフ
資料日付 2009年5月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  国際連合食糧農業機関(FAO)は、5月25日、動物用医薬品の残留評価のモノグラフを公表した。
 本意見書では、第70回JECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)で議題としたハチミツ中の動物用医薬品の残留基準値導出アプローチに関して勧告をし、さらに8種類の動物用医薬品(アビラマイシン、デキサメタゾン、マラカイトグリーン、モネンシン、ナラシン、チルミコシン、トリクラベンダゾール及びチロシン)の残留基準値を推奨している。
 ハチミツへの動物用医薬品の残留基準値導出アプローチに関して、専門家委員会はCCRVDF(Codexの食品残留動物用医薬品部会)に対して、以下のことを勧告した。ハチミツの生産及びミツバチの健康を目的として使用される動物用医薬品のリストの作成及びリスク評価のための優先順位付け、直接的及び間接的摂取によるハチミツ消費に関するデータ作成、適正獣医規範のハチミツ生産への適用の考慮、ハチミツ摂取の推定の際のどのパーセンタイル値を用いるかのガイドラインなど。
 また、8種類の動物用医薬品の残留基準値は、以下を推奨している。
アビラマイシン・・・豚の皮/脂肪(200μg/kg)、腎臓(200μg/kg) 、肝臓(300μg/kg)、筋肉(200μg/kg)など。
デキサメタゾン・・・牛の腎臓(1μg/kg) 、肝臓(2μg/kg)、筋肉(1μg/kg)、牛乳(1μg/l)など。
マラカイトグリーン・・・食用動物へのマラカイトグリーン及びロイコマラカイトグリーンの使用は認められていないため、残留基準値は設定しない。
モネンシン・・・牛の脂肪(100μg/kg) 、腎臓(10μg/kg)、肝臓(20μg/kg)、筋肉(10μg/kg)、牛乳(2μg/l)など。
ナラシン・・・鶏の脂肪(50μg/kg) 、腎臓(15μg/kg)、肝臓(15μg/kg)、筋肉(15μg/kg)など。
チルミコシン・・・鶏の皮/脂肪(250μg/kg) 、腎臓(600μg/kg)、肝臓(2400μg/kg)、筋肉(150μg/kg)など。
トリクラベンダゾール・・・牛の脂肪(100μg/kg) 、腎臓(400μg/kg)、肝臓(850μg/kg)、筋肉(250μg/kg)など。
チロシン・・・牛の脂肪(100μg/kg) 、腎臓(100μg/kg)、肝臓(100μg/kg)、筋肉(100μg/kg)、牛乳(100μg/kg)など。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際連合食糧農業機関(FAO)
情報源(報道) 国際連合食糧農業機関(FAO)
URL ftp://ftp.fao.org/docrep/fao/011/i0659e/i0659e.pdf
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