食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02900190208 |
タイトル | 豪州・NZ食品基準機関、ナトリウム及び塩分摂取に関するファクトシートを公表 |
資料日付 | 2009年5月25日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ)は5月25日、ナトリウム及び塩分摂取に関する5項目のファクトシートを公表した。概要は以下のとおり。 1. 推奨されるナトリウムの摂取量はどの位か。 国立健康医療研究評議会(National Health and Medical Research Counil: NHMRC)は、豪州の成人が1日当り2 ,300mg以下のナトリウム(約6 ,000mgの塩分に相当)を摂取するよう推奨している。豪州成人に対するNHMRCの食事指針では、塩分の低い食品を選択するよう勧めている。 NHMRC食事指針は下記のURLから入手可能。 http://www.nhmrc.gov.au/publications/synopses/_files/n33.pdf 2. 豪州人のナトリウム摂取量はどの位か。 FSANZは、最新のデータを用い塩分からのナトリウム摂取量を推定した。その結果、2才以上の人は、平均5 ,500mg(5.5g)の塩分から1日平均2 ,150mgのナトリウムを摂取していることが示された。その80%は加工食品から、また20%は食卓で或いはホームクッキングで使用される食塩から由来している。この推定には、自然に発生するナトリウムまたはナトリウムを含む食品添加物から由来する少量のナトリウムは含まれていない。一部の豪州人(34%)は、食塩からだけで推奨量を上回る量のナトリウムを摂取していると推定される。 最近のメディア報道では、豪州人が定期的に1日当り40 ,000mg(40g)以上の塩分を摂取していると示唆している。これに対して、FSANZの推定では、豪州人の95%は毎日8 ,500mg(8.5g)以下の塩分を摂取していることが示された。一人当りの最高推定摂取量は26 ,000mg(26g)であった。豪州人の塩分摂取量を増やしている食品としては、パン及びブレッドロール(25%)、加工肉を含む肉、家きん並びに猟獣製品及び料理(21%)、穀類製品及び穀類を主成分とする料理(例、ビスケット及びピザ) (17%)、味付けソース及び薬味(8%)、チーズ(5%)などがある。朝食シリアルは、加工食品由来の全塩分摂取の約4%を、また乾燥スープミックスは3%以下を占めている。 3. ナトリウムは食品表示に記載されているか。 塩分及びナトリウムを含む添加物は食品表示ラベルの食材リストに記載されなければならない。包装食品の全ナトリウム含有量(自然に発生するナトリウム、添加物由来のナトリウム及び添加塩分を含む)についても、食品ラベルの栄養成分表に記載しなければならない。多くのファーストフッド店でも販売の際にパンフレット、ポスター、包装紙上で表示している。 4. 豪州の食品におけるナトリウムの含有量はどの位か。 FSANZは、豪州のフードチェーンにおけるナトリウムの含有量を検査している。ナトリウムの分析は2006年並びに2008年のモニタリングプログラム及び最近の全国調査にも掲載されている。これらの調査では、100g当りのナトリウム含有量が最も高い食品としては、ポテトチップ、ソーセージ、ミートパイ、ソーセージロール及びチキンナゲット、チーズ及びピザを含む加工肉及び肉製品であることが判明した。他のナトリウム高含有食品は、ソース類、スプレッド及び薬味などであった。 食品業界は、ナトリウムの含有量減少のために様々な製品の塩分を減らしている。調査では、最近一部加工食品におけるナトリウムの含有量が減少したことが示された。例えば、マーガリン、味付けビスケット、スープ及びマヨネーズ中のナトリウム含有量は従来よりも低くなっていた。 5. ナトリウムの摂取量をどのように削減出来るか。 食事における過剰な塩分は、脳卒中や心臓発作を含む循環器系疾病のリスク要因となる血圧上昇と関連付けられている。ナトリウム摂取に不安を抱いている消費者は食品表示ラベルの栄養成分表で100g当りの全ナトリウム濃度を調べ、ナトリウム低含有量の或いはナトリウムが削減された食品を選択するため同類食品の表示ラベルを比較すべきである。幾つかの食品は、「低塩分」食品との表示がある。豪州・NZ食品基準コードにおいては、「低塩分」食品はナトリウム濃度が100g当り120mg以下と定義されている。低ナトリウム食品の選択を手助けする他の強調表示方としては、「減塩/ナトリウム減少」、「塩分/ナトリウム・フリー」、「塩分/ナトリウム無添加」などがある。減塩とは、食品ナトリウム含有量が限定的で、比較基準食品より最低25%少なくなければならない。ナトリウムの摂取は、家庭における塩分使用の制限により、例えば調理中並びに調理後に塩分の添加を減らしたりして削減が可能となる。 |
地域 | 大洋州 |
国・地方 | 豪州 |
情報源(公的機関) | 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ) |
情報源(報道) | 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ) |
URL | http://www.foodstandards.gov.au/newsroom/factsheets/factsheets2009/howmuchsodiumandsalt4340.cfm |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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