食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02900010188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、乾燥キノコ中のニコチンについて意見書を提出
資料日付 2009年5月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は乾燥キノコから検出されたニコチンについて競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受け、2009年4月30日付けで意見書を提出した。
 最近輸入されたキノコ、特に中国から輸入された乾燥キノコ(cepes)からニコチンが検出された。
1. 諮問
・ニコチン汚染の乾燥キノコを摂取することによるリスクはあるか?
・汚染キノコが食用に適さないと考えられる基準値の設定が可能か?
・キノコ全体のニコチン汚染サーベイランス計画実施の妥当性?
2. ニコチンの危険性
 ニコチンに関してのADIは定まっていない。
 子供をニコチンパッチに暴露させた実験(Woolf et al.
, 1997)の結果を基に、0.0001mg/kg体重/日のADIが提案された(経皮投与0.01mg/kg体重で様々な症状が出現、安全係数は100)。
 DGCCRFが実施した検査(分析176件)では、サンプルの99%がニコチン含有量0.01mg/kg乾燥重量または0.001mk/kg生重量以上であった。
 食用ナス科の植物には含有量は非常に低いが天然のニコチン系アルカロイドを含んでいる(ジャガイモ、ピーマン、トマトなどで100μg/kg未満)。
 フランスにおけるキノコを食する消費者の摂取量:
 97.5パーセンタイルでは子供で0.74g/kg体重/日及び成人で0.45g/kg体重/日である(訳注:慢性暴露)。
 キノコ料理を食べた日(訳注:急性暴露)の97.5パーセンタイルでは子供で9.72g/kg体重/日及び成人で4.31g/kg体重/日である。
 キノコから摂取するニコチン慢性暴露量は平均で334.7μg/kgで、上記ADIの0.0001mg/kg体重/日未満であるが、子供と成人それぞれの13.2%及び11.5%が基準値を超える懸念がある。
 キノコから摂取するニコチン急性暴露量は757.1μg/kgで、子供と成人それぞれの14.9%及び23.5%が基準値を超える懸念がある。
3. 結論
 DGCCRFが提出したデータに基づくと、乾燥キノコの汚染レベルは下記の基準値超過を招く懸念があるものである:
・慢性暴露では、子供及び大人のキノコ消費者がそれぞれ13.2%及び11.5%がADIを超過
・急性暴露では、子供及び大人のキノコ消費者がそれぞれ14.9%及び23.5%がADIを超過
 キノコの品種別の汚染データはないので、上記の結論は産地、輸入先、摂取の形態に拘らず食べるキノコは全て潜在的に汚染されているという仮定に基づくものであり、ニコチン含有によるリスクを過大に見積もっている。食用キノコのニコチン含有に関する定義付けが必要である。品種や輸入先の代表性を得ることが出来れば、目的にかなったサーベイランス計画を立案できる。
 乾燥キノコで観察されたレベル及びキノコのニコチン含有に関するリスクの定義付けができるまで、介入基準値を適用することを検討できる。この介入基準値を天然のニコチンを含む食品(ジャガイモ、トマト、ピーマン、ナス)も考慮した欧州規則で定める10 μg/kg 生重量とすると、キノコを食べる消費者を保護できる。介入基準値を10~100μg/kg生重量とすると慢性暴露リスクから(頻繁に摂取する)消費者を保護することができる。しかし、非常に汚染された乾燥キノコを食べた日の急性暴露については消費者の20%が基準値超過になる可能性がある。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/RCCP2009sa0108.pdf

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