食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02890770160 |
タイトル | 英国食品規準庁(FSA)、スコットランドにおけるカンピロバクター感染源に関する調査報告書を公表 |
資料日付 | 2009年5月11日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国食品規準庁(FSA)は5月11日、スコットランド食品基準庁(FSAS)がアバディーン大学医学部の研究グループに委託し実施したカンピロバクターの感染源に関する調査結果の報告書を公表した。その概要は下記のとおり。 同調査では、スコットランドにおけるカンピロバクター感染症の主要感染源を特定するために、2005年7月~2006年9月の期間におけるカンピロバクターによる食中毒の報告症例の大部分から得られた5 ,672株、さらに感染源の可能性がある農場からの576種、野鳥からの188種、猫及び犬からの53種、また鶏の肉及び内臓からの282種の株について、分子タイピング法を用いカンピロバクター株の型を比較した。その結果、市販の鶏肉がカンピロバクター食中毒の最大の単一感染源と特定され、また牛及びめん羊などの反すう動物の家畜も潜在的感染源として示唆された。 報告書は、カンピロバクターによる食中毒を減らすために、対応戦略をブロイラーのフードチェーンに照準を定めるべきとし、また反すう動物の家畜からの感染経路の特定については更なる調査が必要と強調している。 関連Q & Aは以下のとおり。 1. 本調査の目的は何か。 カンピロバクター食中毒を減らすためには、それぞれの原因からどの程度の感染があったか知る必要がある。本調査では、ヒトの感染例からのカンピロバクター分離株を食品及び環境汚染源の菌株と比較し、疫学的関連性及び感染源を同定した。 2. 本調査を委託した理由は何か。 特定の感染源からどの程度感染があったかを測定することにより、スコットランドにおけるカンピロバクター食中毒抑制戦略策定の一助とするためである。 3. 調査の結果はどうか。 スコットランドにおいては、市販の鶏肉がカンピロバクター食中毒の最大の単一感染源であること、また反すう動物の家畜もまた感染源であることが判明した。従って、市販の鶏肉におけるカンピロバクターが減少し、反すう動物からの感染経路が特定された場合にのみカンピロバクター食中毒症例を減少させることが可能となる。 4. 消費者にとってはどのような意味を持つか。 この調査から、カンピロバクターが普通に存在すること、ブロイラー鶏では高い割合で発生していること、また鶏肉の摂取が食中毒のリスク要因であることが確認された。食中毒を避けるためには、自分自身や他の人のために作る食事の安全性を確実にすることが重要である 報告書の全文(PDF 151ページ)は、以下のURLから入手可能。 http://www.food.gov.uk/multimedia/pdfs/publication/fullreportcamps.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
情報源(報道) | 英国食品基準庁(FSA) |
URL | http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2009/may/campylobacterinfection |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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