食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02890070160 |
タイトル | 英国食品規準庁(FSA)、米におけるヒ素レベルに関する調査結果を公表 |
資料日付 | 2009年5月22日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国食品安全庁(FSA)は5月21日、米乳におけるヒ素濃度及び米におけるヒ素を減少させる調理法に関する2件の調査研究結果を公表した。米乳中のヒ素濃度を測定した研究結果に対する懸念を受け60サンプルを対象に実施された。その結果、すべてのサンプルにおいてヒ素の濃度は低いことが判明した。全ヒ素の濃度は0.010 - 0.034mg/kgで、より有害な無機ヒ素の場合には0.005 - 0.020mg/kgとなっていた。米乳のサンプル中の無機ヒ素の割合は48~63%を占めていた。これらのいずれについても現行の基準値を超えたものではないことが明らかになった。 もう一つの研究においては、米のヒ素含有率に対する調理方法の影響について調査した。その結果、様々な調理法からのヒ素の食事摂取全体に対する影響が最小限であることが判明したために、FSAとしては調理法の変更を助言しない。 FSA助言の概要は以下のとおり。 1. 予防策として、1才から4.5才の幼児並びに幼い子供達は牛乳、母乳また乳児用調製乳の代用として米乳を摂取すべきでない。その理由として、若年層は代用飲料を比較的大量に摂取するために、より年齢の高い子供達や成人と比較しヒ素の摂取量が相対的により多くなることが挙げられる。これには栄養的に不十分な側面と本来出来るだけ低い濃度に抑えられるべき無機ヒ素の摂取が増える可能性がある。1日280ミリリットルの米乳の摂取でより有害なヒ素の摂取量が二倍となる可能性がある。 2. これまで米乳を摂取してきた子供達にとって直接的なリスクはなく、また長期的な悪影響の可能性もない。しかし、ヒ素の暴露量を減らすために親は乳児及び幼い子供達へ与えることを止めるべきである。 3. 子供が牛乳に対しアレルギー体質の場合には、適切な代用飲料について医療専門家もしくは栄養士の助言を受けることが求められる。他のグループの人達については、米乳からの無機ヒ素への暴露が体重に比して相対的に低いために食事を変える必要はない。 4. 1才以下の幼児は母乳或いは乳児用調製乳を摂取すべきで、牛乳や代用乳は乳児が12ヶ月になるまで適切な飲料ではない。 5. 今回公表された調査結果は、離乳食品に関するFSAの従来の助言に影響を及ぼすものではない。ベビーライス及び他の米製品を含む2007年の調査では、これらの食品が懸念を引き起すような無機ヒ素の濃度を含有しないと結論付けている。 関連情報はそれぞれ下記のURLから入手可能。 (1) 米乳におけるヒ素の濃度に関する調査(PDF 22ページ) http://www.food.gov.uk/multimedia/pdfs/fsis0209arsenicinrice.pdf (2) 米におけるヒ素の濃度:調理法の影響 (PDF 27ページ) http://www.foodbase.org.uk//admintools/reportdocuments/322-1-599_LEVELS_of_ARSENIC_in_RICE_-_EFFECTS_OF_COOKING.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
情報源(報道) | 英国食品基準庁(FSA) |
URL | http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2009/may/arsenicinriceresearch |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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