食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02880450294
タイトル 新型インフルエンザに関するASEANプラス3ヵ国保健相会議に宛てたWHO事務局長の演説コピーを公表
資料日付 2009年5月8日
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分類2 -
概要(記事)  WHOのマーガレット・チャン事務局長は5月8日、新型インフルエンザA(H1N1)に関しバンコックで開催されたASEANプラス3ヵ国保健相特別会議に以下の要点の演説を寄せた。
1. 新型インフルエンザA(H1N1)は、世界に対しパンデミックを予期し、それに対応して計画をたてる教訓を与えた。世界は歴史上のどの時代よりもインフルエンザ・パンデミックに良い備えができている。多くの国々は準備計画を持っている。ワクチン製造能力は大幅に増強され、大量の抗ウイルス剤が生産・調達されている。WHOの在庫から治療薬が70以上の発展途上諸国に送付されている。我々は、H1N1ウイルスの拡大を遅らせるために、社会的距離をとるといった非医学的介入措置の使用についても経験を積んでいる。
2. 現在は全ての国にとって不確実性の時である。保健大臣また保健相にとっては大きなプレッシャーとなっている。インフルエンザウイルスに関し確実に言えることは、行動が全く予測できず、現在の情勢がどのように展開するかについては誰も分からないことである。
3. 確固たる科学的裏付けに欠け、公衆衛生に明確な利益をもたらさない経済的また社会的に破壊的な措置の導入を控えることは重要である。旅行及び旅行関連措置の理性的な活用は、特に厳しい経済不況下においては賢明な策である。
4.他方、H5N1亜型鳥インフルエンザウイルスについてのモニタリングの手を緩めてはいけない。H5N1ウイルスは、アジアの一部地域で定着した家きん疾病となっており、パンデミックの圧力下でどのように推移するか分からない。さらに、一般大衆はH5N1亜型ウイルスにより、インフルエンザ・パンデミックを非常に重い病気、死亡率が高い疾病と同等視することに慣れてしまった。そのような疾病パターンは決して不可避ではなく、逆に例外的なものである。我々は、誤った認識や疾病に対しては事実を持って対処していかなければならない。
5. インフルエンザ・パンデミック宣言の決定は私の責任であるが、かかる決定については細心の注意と責任感を持って行うことを確約する。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL http://www.who.int/dg/speeches/2009/asean_influenza_ah1n1_20090508/en/index.html
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