食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02860780188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、パン表面のパルス光照射殺菌について意見書を提出
資料日付 2009年3月24日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、パン表面殺菌にパルス光照射を使用することについて競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受け2009年1月28日付で意見書を提出した。これは2007年11月30日及び2008年6月2日付AFSSA意見書に付した留保条件に対して、提出された補足データを評価するものである。概要は下記のとおり。
 本申請はパン製品、特に食パン、マフィン及びバンズの表面にキセノン・アークによって発生させた光パルスを照射して滅菌するものである。
 先の申請審査では工程の有効性は認められたが、物理化学データ、殊に製品中のチオバルビツール酸反応性物質(TBARS)及びメイラード反応生成物の補足データ及び工程で使用する照射の回数及び照射量の詳細が必要である旨の留保条件を付していた。
 新たに提出されたデータから、商業ベースでの操業では、光パルス照射処理はエネルギー1.5J/cm2の二回照射(フルエンス3 J/cm2)を超えないことが明らかにされた。
 また、メイラード反応生成物形成の分析マーカーであるカルボキシメチルリシン(CML)とリシンの生成量データが提出された。光パルス照射処理(1.5 J/cm2、2回照射)によっても食パンのCML平均濃度は上昇せず、リシン含有量にも変化がないことが示された。
 従って、AFSSAは今回新たに示された分析データから、光パルス処理後の食パンに含まれるたん白質に関し実質的同等性が立証できると考える(1.5 Jの照射2回、即ちフルエンス3 J/cm2)。
 AFSSAは、これらの新たなデータと、パルス光照射の微生物学的有効性を示した前回の評価結果と今回の最終製品の脂質及びビタミンの実質的同等性とを考慮し、申請書の対象製品である照射処理後(1.5 Jの照射2回、即ちフルエンス3 J/cm2)のパン製品が消費者に健康リスクを生じるものではないと思料する。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/AAAT2008sa0289.pdf
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。