食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02860730188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、遺伝子組換えとうもろこしNK603xMON810の安全性を否定したウイーン獣医大学の研究に関する意見書を公表
資料日付 2009年4月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、2008年11月にオーストリアのウイーン獣医大学が発表した遺伝子組換えとうもろこしNK603xMON810の食品安全性を否定した研究結果について競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受け2009年4月2日付で意見書を公表した。概要は下記の通り。
 ウイーン獣医大学(Velimirov博士、Binter博士及びZentek教授)はオーストリア保健省の委託を受けて遺伝子組換え(GM)とうもろこしNK603xMON810の交配種の安全性に関する研究を実施し、継続的な繁殖研究による生殖評価(RACB)で異常な所見があった旨の研究報告書を提出した。(訳注:オーストリア、ハンガリー、ギリシア、ルクセンブルグ及びフランスはMON810の栽培についてセーフガードを発動している。オーストリア政府はセーフガード発動の裏付けデータを得るためにGMとうもろこしNK603xMON810のリスク評価を委託した。)
 AFSSAは既に2005年9月13日付け意見書でGMとうもろこしNK603xMON810の食品安全性について肯定的意見を付している。AFSSA意見書とウイーン獣医大学の研究結果が相反しているので当該研究データを精査することにした。
 ウイーン獣医大学の研究の実験設計は、世界的に認められている実験プロトコル(優良試験所規範、オーストリア毒性検査プログラム、欧州医薬品庁リスク評価ガイドライン等など) を遵守していない、無視できない不備な点が多いこと、データの計算間違いがあることなどが明らかになった。
 ウイーン獣医大学では、RACBでGMとうもろこしNK603xMON810を給餌した第4世代のマウス群に若干の繁殖力低下が観察されたとして、GMとうもろこしNK603xMON810の食品安全性に疑問があるとの結論を導き出している。
 しかし、RACBで得られた4世代目GM給餌グループ一腹あたりの仔マウス数(同腹仔数)の計算に間違いがある。この数は出産にまで至った雌の数で割り算しなければならないところを実験に使用したマウスのつがい数で割り算している。(無視出来ない数のつがいが実験の最初から仔マウスを出産していない。近交系間交配でないマウスのつがいが出産しないのは驚きであるが、説明は無い。) この正誤の差は大きく、本論文の統計解析に誤りを生じ、間違った解釈に導いた。この計算間違いは研究論文の結論の再検討を余儀なくさせるものである。
 修正後はGMと非GM給餌間の差は減少した。第4世代のGMグループと非GMグループの差異は有意なものではなくなった。
 AFSSAは、本研究論文のデータによってGMとうもろこしNK603xMON810の交配種を主成分とする飼料がマウスの繁殖力を阻害すると結論付けられないと思料する。従って当該研究データは、とうもろこし及びその二次製品の安全性、即ち2005年9月13日付けAFSSA意見書の結論の見直しを要するものではない。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/BIOT2008sa0361.pdf

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