食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02860090149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、香料グループ評価77:ピリジン、ピロール及びキノリン誘導体のJECFAの評価を検討した科学的意見書を公表
資料日付 2009年1月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月28日、香料グループ評価77:ピリジン、ピロール及びキノリン誘導体のJECFAの評価を検討した科学的意見書(40ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1.パネルは、香料グループ評価77:ピリジン、ピロール及びキノリン誘導体類22物質に関する評価を依頼された。
2. パネルは、JECFAで評価された上記ピリジン、ピロール及びキノリン誘導体類22物質は、EFSAが香料グループ24改訂1で評価を実施したピリジン、ピロール、インドール及びキノリン誘導体と構造的に類似していると結論付けた。
3.パネルは、in vitroにおける遺伝毒性に懸念があることから、6-メチルキノリンについてはJECFAの方法では評価できないと結論を出した。
4.JECFAにおける評価と同様に、ニコチン酸メチル、インドール等3物質については、無毒な物質へ代謝されるとして、A-ステップで評価し、1-フルフリールピロール等2物質は、無毒な物質へ代謝されると考えられないとしてB-ステップで評価した。
5.一方、残りの16物質については、JECFAの評価と異なり、無毒な物質へ代謝されると考えられないとしてB-ステップで評価すべきとしている。
6.ピロール5物質及びイソキノリンは構造的に類似の物質も含め、NOAELが設定出来ないため、追加の毒性データが必要であるとした。
7.16物質から6.の6物質を除いた10物質は、NOAELが設定でき十分な安全マージンが確保出来る。但し、JECFAはその内4物質(FL-No.:14.045等)は米国の生産データによりMaximised Survey-derived Daily Intake (MSDI)を推定しており、欧州における生産データが必要である。
8. 今回評価を行った当該香料物質の結果を商業製品に適用するには、成分規格を入手して検討を行う必要があるが、6物質(FL-No.:13.134等)については水への溶解性のデータが欠けている。
9. 上記の結果から、パネルは6-メチルキノリンを含む11物質については上記理由から結論を留保し、残り11物質についてはJECFAがMSDIを用いて出した「香料として使用した場合の摂取量では、安全性に懸念が生じることはない」という結論に同意した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Scientific_Opinion/afc_ej936_op_fge77_op_en.pdf?ssbinary=true
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