食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02850150149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分ジメトエート及びオメトエートの残留基準値に関する理由を付した意見書を公表 |
資料日付 | 2009年1月20日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は、農薬有効成分ジメトエート及びオメトエートの残留基準値に関する理由を付した意見書(63ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 欧州委員会は、EFSAに対し農薬有効成分ジメトエート及びオメトエートの既存のMRLを見直すよう要請を受けた。欧州委員会は、懸念のあるMRLを特定しなかったため、EFSAは段階的なアプローチを用いて以下の結論を出した。 2. ECの既存のジメトエート及びオメトエートに関するMRLを消費者リスクの可能性からEFSA PRIMo(Pesticide Rersidues Intake Model:残留農薬摂取モデル)で推定し、ジメトエート及びオメトエートの毒性学的参照値と比較することによりスクリーニングを実施した(シナリオ1)。 3. 以下の作物等に設定されたMRLが、懸念があるものとして特定された。 サトウキビ、キャベツ、レタス、カリフラワー、小麦等18種類については、計算された急性暴露量がARfD(急性参照用量)の100%を超えたため。更に、小麦粉についても、急性暴露の懸念が特定された。長期摂取による評価で、27の全ての作物において消費者リスクの可能性が示唆され、算出した理論最大一日摂取量(TMDI)の値は、217~8 ,204%となったが、このスクリーニングでは消費者暴露の現実の状況を過大評価することが予想され、更なる検討を実施した結果、サトウキビ、小麦、搾油用オリーブ、キャベツ及びライ麦がジメトエート及びオメトエートの主な摂取源と確認された。精緻化した摂取量算出において、慢性毒性及び急性毒性について毒性等価係数(TEF)を各々3及び6とした。 これらを用いて評価した結果、EFSAはEUにおける以下の作物の現行のMRLでは、消費者リスクを無視出来ないことから、これらのMRLを取り消すことを提案した(レタス、芽キャベツ、キャベツ、カリフラワー、及びサクランボ)。また以下の作物においては急性毒性の懸念から、リスク管理者はMRLを取り消すことを提案した(ウイキョウの種子及び香辛料種子)。 シュガービートについては、定量限界の0.02mg/kgのMRLが提案された。 鞘付きエンドウ豆の現行MRLを取り消しし、定量限界の0.02mg/kgのMRLが提案された。ジャガイモ及びメロンについては、定量限界の0.02mg/kgのMRLでは、ARfDを超過するため、より精度の高い分析方法の開発が必要である。 4. EFSAから提案された新たなMRLは、一つの表にまとめられている。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Scientific_Document/Art_43_opinion_dimethoate_omethoate ,0.pdf?ssbinary=true |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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