食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02840860188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、遺伝子組換えAspergillus niger PEG-1A株産生セリン型カルボキシペプチダーゼを乳加工食品等に使用することを目的とした認可申請について意見書を提出
資料日付 2009年3月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、遺伝子組換えAspergillus niger PEG-1A株産生セリン型カルボキシペプチダーゼを乳加工食品(チーズ、「チーズ」香料)及び発酵させた肉を主な原料とする加工食品に使用することを目的とした認可申請について競争・消費・不正抑止総局(DGCCFR)から諮問を受け、2008年12月22日付で意見書を提出した。
 この酵素製剤はチーズ、チーズ香料や発酵肉加工食品製造の加工助剤として使用するものである。カルボキシペプチダーゼはチーズやソーセージの中で遊離アミノ酸、小ペプチドまたは芳香前駆物質を生成する。
 Aspergillus nigerは非病原性であり、数十年前から食品用酵素製剤製造に使用されている。本酵素製剤の生産株は遺伝子組換えAspergillus niger PEG-1A株で、2005年12月1日付で遺伝子工学委員会(Commission de Genie Genetique)によりカルボキシペプチダーゼ酵素生産用としてL1部、分類1、グループ1に分類されたものであり、遺伝子導入部位は確認されており、抗生物質耐性遺伝子は存在しない。
 この酵素製剤のNOAELは11
,000mg/kg体重/日で、変異原性試験や染色体異常試験、小核テストで異常がないので遺伝毒性はないと考えられる。ラットの90日間毒性試験で得られたNOAELを理論上の推定最大摂取量で除した計算上の安全率は977である。
 なお、カルボキシペプチダーゼは加熱で不活化し、チーズや醗酵肉加工食品では固体の中に固定され徐々に失活する。アレルギー検査でアレルゲンと同等性はない。
 よって、本品は申請者の申告した使用条件であれば消費者に健康リスクを生ずるものではないとして本申請に肯定的意見を付している。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/BIOT2008sa0258.pdf
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。