食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02840210149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、香料グループ評価78:脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素及び芳香族炭化水素類に関する科学的意見書を公表
資料日付 2009年1月20日
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分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月20日、香料グループ評価78:脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素及び芳香族炭化水素類に関する科学的意見書(59ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. AFC科学パネルは、JECFAが評価を実施した24種類の脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素及び芳香族炭化水素類を、EFSAが評価を実施した32種類の脂肪族炭化水素及び芳香族炭化水素類評価(香料グループ評価25)に関連づけて、香料グループ評価78として評価するとこととした。
2. パネルはJECFAが実施した評価手順を今回の24物質うち、8物質につい適用することとした。
3. 2物質については、in vitroで遺伝毒性があり、発がん性に関して未解決の問題があり今回の評価手順では取り上げなかった。
4. 以下の14物質については、無毒な物質へ代謝すると結論付けられなかったことから、Bステップを用いて評価すべきである。1物質、ミルセンはMaximised Survey-derived Daily Intake (MSDI)による推定では、該当する構造クラスⅠにおける懸念を引き起こす閾値(1
,800μg/人/日)を超えたため、追加情報が必要である。
5. もう1つの物質、1-イソプロペニル-4-メチルベンゼンは、無毒性量(NOAEL)のデータがなく、推定摂取量からは十分な安全マージンがない。残りの13物質については、それ自身又は構造的に類似した物質の無毒性量がないことから、追加のデータが必要である。
6. JECFA評価による3物質は、米国の生産量からMaximised Survey-derived Daily Intake (MSDI)を推定しているため、欧州の生産量データが必要であるとした。
7. 評価を行った当該香料物質の結果を商業製品に適用するには、成分規格が必要であるが、2物質に関しては、立体異性体の構成、14物質については混合物の組成の情報が欠けている。  
8. 上記の結果から、パネルは14物質については欧州の生産量データ、立体異性体の構成等に関する情報が欠けていることから結論を留保し、2物質に関しては遺伝毒性及び発がん性の懸念があることから今回の評価手順を適用出来なかった。
 更にJECFAが評価した24物質のうち、13物質発意かの毒性データが必要であるとした。
9. 残り6物質についてはJECFAがMSDIを用いて出した「香料として使用した場合の摂取量では、安全性に懸念が生じることはない」という結論に同意した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Scientific_Opinion/afc_ej931_op_fge78_op_en
,0.pdf?ssbinary=true
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