食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02840020208 |
タイトル | 豪州ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、アクリルアミドに関するファクトシート更新版を公表 |
資料日付 | 2009年2月27日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 豪州ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は2月27日、アクリルアミドに関する6項目のファクトシート更新版を公表した。主要項目及び更新点は以下のとおり。 1. アクリルアミドとは何か。 2. 食品とはどんな関係があるか。 3. 食品中のアクリルアミドは健康に問題となるか。 4. 豪州並びにニュージーランドの消費者のアクリルアミドへの暴露はどのようになっているか。 これまで、豪州消費者のアクリルアミドに対する食事暴露については2つの評価が行われている。これらの評価のいずれも炭水化物食品に関する1995年全国栄養調査からの摂取情報を使用している。第1の評価では、摂取情報を様々な食品中におけるアクリルアミドの含有量に関する国際的データとを組み合わせており、もう一つの評価の方は豪州政府分析研究所(Australian Government Analytical Laboratories)が豪州の食品について得た含有量を用いている。 両評価は、アクリルアミドの推定一日暴露量を炭水化物食品の平均的摂取者に関しては体重1キロ当り0.5μg、また高摂取者については1.5μgと示している。これらの結果は、FAO/WHOの調査で報告された推定食事暴露量と同程度である。豪州人の食事暴露量は他の諸国の推定暴露量と類似しているように見える。 豪州消費者のアクリルアミド暴露の主な要因はフライドポテト、ホワイトトースト、スイート・プレーン・ビスケット及び朝食シリアル(小麦ビスケットスタイル)であった。 ニュージーランド食品安全庁(NZFSA)は2006年に、同国で通常摂取されるアクリルアミドを含む一連の食品について報告した。検査の対象となった食品にはポテトチップ、ビール、茶、コーヒー、サツマイモ及びピザが含まれている。推定食事暴露量は、体重1キロ当り0.9~2.4μgと報告されており、これは他の国際的な推定量と似通っている。オーストラリアでは調理済みジャガイモがアクリルアミド食事摂取の主な要因の一つとなっている。 しかしながら、食事中のアクリルアミドの含有量については、豪州、ニュージーランド及び世界中の業界が、現段階で実施可能な措置を通じ最小限に抑える努力を行っており、今後減少する可能性がある。 5. FSANZは、現在、アクリルアミドについてどのような対応を行っているか。 FSANZとして下記のような措置を実施した。 (1) 豪州消費者のアクリルアミド食事暴露に関し評価を行い、暴露要因の食品を確定した。 (2) 穀物ベースの食品、パン、ジャガイモ粉ベース製品及び調味料におけるアクリルアミド形成を減少させる酵母の認可申請2件を完了した。 (3) 豪州の食品業界と連携を取り、食品中のアクリルアミド形成を減少させるために製造規範を変更する可能性に関する検討を促進、支援した。この措置の一環としては、最近認可された食品中のアクリルアミド含有量を減少させる酵母の効果に関するフォローアップが含まれる。 (4) 主要食品業界団体と協力し、EUの食品・飲料業界連盟(Confederation of the Food and Drink Industries: CIAA)が作成した、「アクリルアミド・ツールボックス(Acrylamide toolbox)」を採択するよう促した。このツールボックスは、食品製造業者が製品に適した最近の研究及びアクリルアミドの形成を減少させる製造工程を使用することを手助けする目的がある。 FSANZは、アクリルアミドの食事暴露のモニタリングを継続し、食品中のアクリルアミド暴露からの潜在的健康リスクについての理解を深めるために他の諸国政府と協力する意向である。 6. 食品中のアクリルアミドについて現在進行中の国際的な対応はあるか。 2009年2月21日、カナダ保健省(Health Canada)は、カナダ政府科学物質管理計画の一環として5種の科学物質に関する評価報告書案を公表した。アクリルアミドは、同報告書で取り上げられた化学物質の一つであった。カナダの全般的リスク管理計画の一環として、保健省はアクリルアミド含有量を減少させるために業界と積極的に協力を進め、またこれらの措置の効果を監視する意向である。 FSANZの2008年2月のファクトシートは、以下のURLから入手可能。 http://www.foodstandards.gov.au/newsroom/factsheets/factsheets2008/acrylamideinfoodfebr3849.cfm |
地域 | 大洋州 |
国・地方 | 豪州 |
情報源(公的機関) | 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ) |
情報源(報道) | FSANZ |
URL | http://www.foodstandards.gov.au/newsroom/factsheets/factsheets2009/acrylamideinfoodfebr4211.cfm |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
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