食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02800090149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品製造におけるバクテリオファージの使用と作用機序に関する科学的意見書素案について意見募集 |
資料日付 | 2009年1月30日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は1月30日、食品製造におけるバクテリオファージの使用と作用機序に関する科学的意見書素案(26ページ)を公表し、2009年3月6日までの意見募集を開始した。概要は以下のとおり。 1. EFSAの科学パネルは、「食品製造におけるバクテリオファージの使用と作用機序」に関して欧州委員会(EC)保健・消費者保護総局の諮問を受けた。諮問の付託事項に従い、本報告書では、食品へのバクテリオファージ使用の安全性については検討しない。本意見書素案では、バクテリオファージを用いた食品処理法についてのみ検討しており、最も重要な部類の動物由来食品(食肉、食肉製品、乳及び乳製品など)に使用した時のバクテリオファージの作用機序に主な焦点を絞っている。 2. 当該パネルは、以下の結論を下した。(1)バクテリオファージにはテンペレート(temperate)又はビルレント(virulent)があり、2種類の作用機序によって宿主細菌の溶解を誘発する。その2種類の作用機序とは、「内からの溶菌(lysis from within)」及び/又は「外からの溶菌(lysis from without)」である。(2)バクテリオファージの宿主範囲は狭く、増殖中の細菌細胞内で最もよく複製される。(3)動物由来食品から相当数の自然発生のバクテリオファージを分離することができる。(4)ビルレントファージは、ファージを用いた食品汚染除去の選択肢の1つである。一部のビルレントファージは、特定の条件下で、標的とする特定の病原体を食品から排除することに極めて効果的であることが証明されている。(5)一般的な条件では、宿主細胞に対するバクテリオファージの比率が高いほど、標的細菌の数は低減する。(6)食品中又は食品の表面におけるバクテリオファージの存続性は、個々のバクテリオファージ及び適用条件(バクテリオファージの用量並びに食品基質に関連した物理的要因や化学的要因など)によって異なる。(7)ピアレビューを受けた文献より現在入手できるデータからは、病原性細菌による食品の再汚染をバクテリオファージによって防ぐことが可能か不可能かについて結論を下すことはできない。各バクテリオファージ、食品基質、及び、環境要因を含めた適用条件によって異なる可能性がある。(8)食品中のバクテリオファージの存続性など前述の諸問題について確認するため、特定のバクテリオファージ‐病原体‐食品の組合せに関する研究の奨励が望まれる。 3. 動物由来食品の表面汚染の除去にバクテリオファージ処理法が使用される場合には、処理法の評価のためのデータの提出に関する「手引書」の提供を当該パネルは勧告する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Call_Consultation/biohaz_public_cons_bacteriophages_en.pdf?ssbinary=true |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
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