食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02790340149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、肉用鶏用の飼料添加物としての製剤Ronozyme NP (6-phytase)の安全性と有効性に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2008年12月1日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は12月1日、肉用鶏用の飼料添加物としての製剤Ronozyme NP (6-phytase)の安全性及び有効性に関する科学的意見書の要約(2ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 欧州委員会(EC)の要請で、Ronozyme NPに関するEFSAの2つの科学パネルの科学的意見が求められた。Ronozyme NPは、微生物Aspergillus oryzaeの遺伝子組換え菌株が産生した6-フィターゼを製剤にしたものである。当該製剤は、配合飼料1kgあたり1500~3000 FYT(訳注:pH5.5、37℃でフィチン酸ナトリウムから1分間に無機リン酸塩が1μmol遊離する酵素量、2002年10月18日付けSCAN報告書より)という用量で肉用鶏の飼料に使用することが意図されている。 2. 当該製剤は、Aspergillus oryzae PhME3-38株の発酵によって生産される。この生産菌株には、6‐フィターゼ遺伝子カセット配列のコピーが複数挿入されている。抗生物質耐性マーカー配列は挿入されていない。遺伝子を受け入れた菌株には有害な配列は導入されておらず、当該菌株は安全とみなされる。発酵後、当該酵素は細胞から分別され、濃縮される。その最終酵素製品には、培養可能な生物は存在せず、抗菌活性もなく、マイコトキシンも含まれていない。また、新たに導入されたDNAのレベルは、検出限界の0.4ng組換えDNA/g酵素製剤を下回る。 3. 各2種類の消化試験及び発育試験の成績によって、肉用鶏の給餌においてフィチン酸に結合したリンの利用をRonozyme NPが促進したことが示されている。固形及び液状の当該製品は、有効性において本質的に同等であると考えられる。当該データによって、500 FYT/kgの最低推奨用量が確認された。Ronozyme NPを用量の10倍投与した2種類の耐性試験によって、固形または液状いずれの当該製剤も最大推奨用量において肉用鶏に安全であると結論された。 4. 遺伝毒性試験及び亜慢性毒性試験によって、当該製剤の投与に関連した有害影響のないことが証明された。したがって、Ronozyme NPを飼料添加物として使用することに、消費者の安全上の懸念はないと結論付けられる。Ronozyme NPの有効成分はたん白質であり、動物の腸管を通過中に分解/不活性化される。このため、さらに環境リスク評価をする必要はない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Scientific_Opinion/feedap_op_ej871_ronozyme_summary_en ,0.pdf?ssbinary=true |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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