食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02790100149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、香料グループ評価4:2-エチルヘキシル誘導体に関する科学的意見書を公表
資料日付 2009年1月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月15日、香料グループ評価4:2-エチルヘキシル誘導体に関する科学的意見書(46ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 科学パネルは、2-エチルヘキシル誘導体である分岐鎖状脂肪族アルデヒド、分岐鎖状脂肪族酸及び分岐鎖状アルコールからのエステルの各1物質を香料グループ評価4として評価することとした。
2. これらの物質は、全てキラルセンターを持つが、立体異性体の構成は特定されていない。2-エチルヘキサン酸の発達及び代謝に関する研究において、この物質の2つのエナンチオマーが生物学的に異なった活性を示すことが確認されている。
3. これらの物質は、全て構造クラスⅡに属し、広範囲の食品中に天然に産生することが報告されている。
4. 科学パネルは、Maximised Survey-derived Daily Intake (MSDI)による推定摂取量は、一般消費者の摂取量を低く見積もる可能性があるとした。初期値に基づいたMaximised Survey-derived Daily Intake (MSDI)では0.24μg/人/日となり、構造クラスⅡの閾値(540μg/人/日)を下回っており、香料として使用した場合の摂取量では、安全性に懸念が生じることはないと考えられる。
5. これらの物質における遺伝毒性のデータからは、本評価手順で評価することを可能としている。
6. 代謝試験のデータでは、これらの物質及び構造的に類似する物質が無毒な物質に代謝されると結論付けることは出来ない。
7. 一方、これらの物質及び構造的に類似する物質の毒性は十分研究されており、ラットにおける発がん性試験において無毒性量50mg/kg体重/日が、ラットにおける発達毒性試験において無毒性量100mg/kg体重/日が設定されている。
8. これらの物質をmodified Theoretical Added Maximum Daily Intake (mTAMDI)で暴露量を推定すると、1
,600~3
,900μg/人/日となり、構造クラスⅡの閾値(540μg/人/日)を上回るため、より信頼性のある追加データが必要である。
9. また、今回評価を行った3物質の結果を商業製品に適用するには、成分規格を入手して検討を行う必要があるが、立体異性体の構成に関する情報が欠けている。
10. 上記の結果から、パネルは評価を終了することが出来なかった。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Scientific_Opinion/afc_ej929_fge04_op_en
,0.pdf?ssbinary=true
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