食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02780370470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、中国のA型鳥インフルエンザ(H5N1)ヒト感染症例に関する脅威評価を公表
資料日付 2009年1月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は1月22日、中国で確認されたA型鳥インフルエンザ(H5N1)ヒト感染症例に関する脅威評価(4ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 依頼元及び依頼日
 欧州委員会(EC)、2009年1月20日
2. 公衆衛生上の問題
 確認されたA型インフルエンザ(H5N1)ヒト感染症例が3週間に4例報告されたことに関する中国の疫学的状況の評価
3. 疾病の背景情報
4. 発症に関する背景情報
(1)第1症例 北京市、19歳女性、死亡
(2)第2症例 山東省、27歳女性、死亡
(3)第3症例 山西省、2歳女児、重体
(4)第4症例 湖南省、16歳男性、死亡
5. ECDCの状況評価
(1)暴露量増加の可能性
(2)伝播性増加の可能性
(3)検出率上昇の可能性
6. 結論
 確認された4例のA型インフルエンザ(H5N1)ヒト感染症例は、いずれも中国における地理的に異なる地域で発生した。当該4症例のうち1症例は母子感染の可能性があるものの、当該4症例は疫学的に関連していない。
 3週間に4例の時間的関連のある症例が発生したことは、H5N1ウイルスの特性の変化を示すものではなく、むしろ諸要因が重なった結果である可能性が高い。その諸要因とは、(1)毎年この時期に認められる自然増、(2)旧正月の準備をする状況で家きんに接触する人々の暴露量の増加、これらに、(3)鳥インフルエンザ(AI)に対する意識の高まり及び疑似例に対する検査の増加が交錯したことと思料される。
 旧正月のために人々の大規模な移動並びに家きんの売買及び調理が行われるため、今後数週間にわたりAI感染症例は増える可能性がある。
 そのような散発症例は、AIの定着した国で予見される。これらの症例は、欧州のA型インフルエンザ(H5N1)リスクの増加を示すものではないが、同様に当該リスクは減少もしていない。警戒を続ける必要があり、ECDCは、WHOや欧州の動物衛生の関係機関及び海外の協力機関と連携して、状況を注意深く絶えず監視していく。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) -
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL http://ecdc.europa.eu/en/files/pdf/Health_topics/ECDC_TA_H5N1_Cases_China_090222.pdf
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