食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02770430149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、フッ化物の原料としてサプリメントに添加するモノフルオロリン酸ナトリウムに関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2008年12月11日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は12月11日、欧州委員会(EC)の諮問を受けて、フッ化物源としてサプリメントに添加するモノフルオロリン酸ナトリウム(Sodium monofluorophosphate)の安全性、並びにモノフルオロリン酸ナトリウム由来のフッ化物の生物学的利用能に関する科学的意見書(18ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 1. モノフルオロリン酸ナトリウム及びフッ化ナトリウムに関する利用可能な文献によって、モノフルオロリン酸ナトリウムは、フッ化物イオン及びリン酸塩イオンの中で加水分解することが示唆されており、モノフルオロリン酸ナトリウム由来のフッ化物の生物学的利用能はフッ化ナトリウム由来フッ化物と同等であるとEFSAの科学パネル(ANSパネル)は結論づけた。複数の長期臨床介入試験によって、モノフルオロリン酸ナトリウムに対するヒトの耐容度は、フッ化ナトリウム等の他の一般的なフッ化物源よりも高いことが示唆されている。申請された補給量では、1日あたり0.25~2mgのフッ化物を供給するため、約2.5~16mg相当のモノフルオロリン酸ナトリウムがサプリメントに添加されることが予見される。 2. 申請されたモノフルオロリン酸ナトリウムの補給に起因するナトリウムの一日推定摂取量(1.7~14mg)及びリン酸塩の一日推定摂取量(1.1~8.8mg)に、安全性に関する懸念はない。この供給源に由来するリン酸塩暴露量がリン酸塩類に設定された最大耐容一日摂取量(MTDI)の 70mg/kg体重の約460分の1である一方で、同じ供給源由来のナトリウム暴露量は欧州におけるナトリウムの推定一日摂取量(4500~11000mg/日)の最大で0.3%である。 3. ANSパネルは、サプリメント及び食事由来のフッ化物複合暴露が欧州で設定されたフッ化物の許容上限摂取量を超えないという前提において、サプリメントとしてモノフルオロリン酸ナトリウムを使用することに安全性の懸念はないと結論づけた。 4. ANSパネルは、提案されたモノフルオロリン酸ナトリウムの補給量のほとんどが、欧州の様々な母集団に設定された許容上限摂取量を下回ることを認識した。しかし、モノフルオロリン酸ナトリウム補給によるフッ化物暴露への寄与の可能性を、欧州における全フッ化物の小児への一日推定暴露量に加えると、ほとんどの場合においてフッ化物の許容上限摂取量を超えることになる。提案されたフッ化物の補給量は、2mg/日の補給量を除き、成人への許容上限摂取量を超えることはない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Scientific_Opinion/ans_ej886_Sodium_monofluorophosphate_op_en.pdf?ssbinary=true |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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