食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02770080149
タイトル 欧州食品安全機関（EFSA）、香料グループ評価76：硫黄含有複素環式化合物に関する科学的意見書を公表
資料日付 2008年11月25日
分類１ -
分類２ -
概要（記事） 　欧州食品安全機関（EFSA）は11月25日、香料グループ評価76：硫黄含有複素環式化合物に関する科学的意見書(36ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 今回パネルは、香料グループ評価76としてJECFAが評価した26の硫黄含有複素環式化合物を、チアゾール、チオフェン、チアゾリン及びチエニル誘導体（化学物質グループ29）並びに化学物質グループ30の様々な物質に関し実施されたEFSAの評価（香料物質グループ21）との関連性を考慮して評価を実施した。
　パネルは、JECFAが評価した26の硫黄含有複素環式化合物は、EFSAが香料物質グループ21において実施した上記化学物質と構造的に類似していると結論付けた。
2. パネルは、26物質の内、20物質についてはJECFAが実施した評価手順に同意した。
3. 残りのチアゾール等4物質についてはin vitroで遺伝毒性の可能性があることから、適切なin vivoの遺伝毒性に関するデータが入手出来るまで当該評価手順での評価が出来ないとした。更に、2
,4-ジメチル-5-ビニルチアゾール及び4-メチル-5-ビニルチアゾールは、末端に共役二重結合があることから遺伝毒性の懸念があるとし、追加の情報入手があるまで当該評価手順での評価を留保した。
4. 今回評価を行った当該香料物質の結果を商業製品に適用するには、成分規格を入手して検討を行う必要があり、6物質については立体異性体の組成に関する情報が不足している。
5. 20物質の内、12物質については安全性に関する結論を出すことが出来なかった。そのうち、6物質は遺伝毒性に関する懸念から、3物質は欧州における暴露データがなく、2物質については暴露データ及び立体異性体の組成が特定されておらず、最後の1物質については立体異性体の組成に関する情報が欠けていることから、評価が出来ないとした。
6. 残りの14物質については、パネルはJECFAが実施したMSDI法に基づいた「香料物質としての推定摂取量からは、安全性についての懸念はない」との結論に同意した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源（公的機関） 欧州食品安全機関（EFSA）
情報源（報道） 欧州食品安全機関（EFSA）
URL http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Scientific_Opinion/afc_op_ej875_fge76_sulphur-containing_heterocyclic_compounds_evaluated_%20by_%20JECFA_en.pdf?ssbinary=true
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