食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02760110188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、飲料水によるビスフェノールA暴露及び健康リスク評価について意見書を公表 |
資料日付 | 2008年12月22日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、飲料水によるビスフェノールA(BPA)に関する暴露及び健康リスク評価について保健総局(DGS)から諮問を受けて、2008年11月21日付けで意見書を公表した。概要は下記のとおり。 1. 諮問 カナダ政府のBPAに対する規制と2006年11月29日付欧州食品安全機関(EFSA)のBPAに関する意見書を受けて、以下を明確にするよう求められた。 (1)食品や水と接触する材料にBPAの使用制限等の必要性、及び (2)ヒトや乳幼児の健康リスクを保護するために、飲料水におけるBPA上限値(品質基準値)設定の必要性 2. 暴露データ 衛生適合証明(ACS)では、水と接触する水処理設備材料(部材)(MCDE)のBPA溶出量は一物質につき1μg/Lを超えてはならないと規定している。 情報が十分ないことから、不確実係数10をこの値に適用し最大移行量を10μg/Lと推定した。この値は、水経由のBPAに対する暴露量としては十分保守的な値である。 3. BPAの健康リスク評価 BPAは遺伝毒性を示していない。EFSAはラットの生殖及び発達毒性試験からBPAの耐容一日摂取量(TDI)0.05mg/kg体重/日を設定している。 4. 健康リスクの特徴 BPAを一日当り総摂取量が最も大きいのは生後6ヶ月までの乳児で、水と接触する材料からの移行によるBPAの一日当り摂取量を考慮しても、EFSA意見書(2006)の結論を変更するものとはならない。 保守的な推定に基づいても、全ての年齢層における推定BPA暴露量は、TDIの30%未満にとどまっている。 5. 結論 AFSSAは、以下のとおり思料するものである。 (1)食事からの摂取量及び水と接触する材料からの移行による摂取量を考慮したBPAの一日当り摂取量では通常の使用条件では消費者にリスクをもたらすものではない (2)MCDEの衛生適合性検査手順見直しは不要である (3)しかしながら、BPAが部材の原材料に含まれている場合、MCDEのBPA溶出量が1μg/Lをクリアしているかどうかを確認する衛生適合性検査手順実施時に、水への(BPA)移行量を調査することが望ましい (4)飲料水の10μg/Lという保守的な暴露シナリオでリスクがないこと及び現在の毒性学的知見を基に、飲料水のBPA規制値を提案する必要性はない |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Documents/EAUX2008sa0141b.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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