食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02740170216
タイトル ニュージーランド食品安全庁(NZFSA)、フードチェーンにおけるカンピロバクター問題への対応に関する研究報告書を公表
資料日付 2008年12月12日
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概要(記事)  ニュージーランド食品安全庁(NZFSA)は12月12日、フードチェーンにおけるカンピロバクター問題への対応戦略の一環として行われた複数の研究報告書及びその他の関連文書を公表した。これら一連の報告書はフードチェーンでのカンピロバクター管理方法について、農場内での管理法、冷凍及び漏れ防止(leak-proof)包装法の効果に関する情報、消費者問題、カンピロバクター感染源の確定などを取り上げている。また、NZFSAの「カンピロバクターリスク管理戦略」も更新された。
 これら報告書の主要点は下記のとおり。
1. 家きんがカンピロバクター症の一番の原因として確認された。生の家きん肉汚染の大幅な減少を目的とした危害要因削減プログラムは、報告されたヒトのカンピロバクター症例数を少なくとも半減させる可能性を秘めている。
2. 冷凍法は対応策の一つであり、カンピロバクターを減少させるが、しかし除去はしない。ニュージーランドの大部分の消費者は生鮮家きん肉を好んで購入すると伝えられており、およそ70%の消費者が家きん肉の半分以上は新鮮なものを購入している。しかしながら、70%近い消費者はこれらの家きん肉の半分以上を家庭で冷凍している。
3. 漏れ防止包装は、パックが開封されるまで交差汚染リスクを最小限に抑える。食品媒介によるリスクの軽減は消費者による製品の取扱及び調理時における適正衛生規範にかかっている。
4. 消費者は、抑制措置がフードチェーンの初期段階 (農場)でとられることを望んでいる。調査の対象となった消費者の89%は、鶏肉が疾病の主要因であると思っていた。回答者の間では、鶏肉に関連した食品安全問題に関する意識の高まりの結果、鶏肉を冷蔵庫内で解凍する人が増えていることが示された。
5. 今年の3月に「NZFSA/ニュージーランド養鶏業協会バイオセキュリティ・マニュアル」が公表されて以来、農場内のバイオセキュリティ改善のための答申については大部分が対応されている。抑制措置は実行に移されており、2009年に綿密な見直しが行われる予定である。
 他方、「カンピロバクターリスク管理戦略」改訂版は、現在進行中または今後12ヶ月中に開始予定の業務について概説している。
地域 大洋州
国・地方 ニュージーランド
情報源(公的機関) ニュージーランド食品安全機関(NZFSA)
情報源(報道) NZFSA
URL http://nzfsa.govt.nz/publications/media-releases/2008/scientific-studies-inform-campylobacter-strategy.htm
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