食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02730380450 |
タイトル | Eurosurveillance:フランス人旅行者のシガテラ中毒事例 |
資料日付 | 2008年11月6日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Eurosurveillance (Volume 13 , Issue 45 , 06 November 2008)に掲載された「フランス人旅行者のシガテラ中毒事例」の概要は以下のとおり。 1. 事例報告 (1)患者は、2008年8月にドミニカ共和国に2週間滞在した30代後半の男性である。8月17日、魚を摂取した約4時間後に男性は激しい腹痛と下痢を訴えた。患者の妻は魚を摂取せず、いかなる症状もなかった。対照的に、同じ魚を摂取した患者の友人は、類似した症状をみせ、嘔吐した。 (2)患者はフランスに帰国後の9月3日、病院で診察を受けた。疫学データ、並びに胃腸症状と神経症状の関連性に基づき、シガテラ中毒と診断された。摂取された魚類を特定することはできなかった。患者は「大きな魚」だったことだけを記憶していた。対症療法を施したにもかかわらず、暴露の7週間後もかゆみと無力症が依然として残った。 2. 考察と結論 (1)多くの珊瑚礁海域の魚類がシガテラ中毒に関連している。シガテラ中毒の集団発生数の増加が過去数年間にわたり流行地帯で報告されている。この増加は、珊瑚礁の損傷及び気候の変化によって説明されうる。太平洋のシガトキシンは、カリブ海のシガトキシンよりはるかに毒性が強い。 (2)フランスの開業医のシガテラに関する知識が不足しているため、シガテラ中毒は報告されているより恐らく頻繁に発生している。英国及びフランスにおいて熱帯地方への渡航歴のない患者のシガテラ中毒が報告され、原因食品として輸入魚類が示唆されている。このため欧州の臨床医は、シガテラ中毒の診察に慣れる必要がある。シガテラ中毒の流行地帯を訪れる旅行者に対し、旅行者用診療所及び旅行主催者が、魚介類中毒のリスクについて警告し、珊瑚礁海域の魚類及び捕食性の大型海産魚類(たとえば鮫やバラクーダ)の摂取を避けることでシガテラ中毒のリスクを低減できると助言することが望ましい。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | - |
情報源(報道) | Eurosurveillance |
URL | http://www.eurosurveillance.org/images/dynamic/EE/V13N45/art19027.pdf |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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