食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02730060149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、アイルランド産豚肉中のダイオキシン類に係る公衆衛生リスクに関する声明を公表 |
資料日付 | 2008年12月10日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は12月10日、アイルランド産豚肉中のダイオキシン類に係る公衆衛生リスクに関する声明(15ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 1. EFSAは2008年12月8日、アイルランド産豚肉のダイオキシン類汚染に係る公衆衛生リスクについて緊急の科学的助言を求める要請を欧州委員会(EC)の保健・消費者保護担当委員から受けた。アイルランド産豚肉の定期的なモニタリングで、高濃度のポリ塩化ビフェニール類(PCB)が検出された。調査を進めて、ダイオキシン及びダイオキシン様PCBの濃度が200pg WHO-TEQ/g脂肪(WHOの毒性等量係数を用いた脂肪中の毒性等量)に達することが判明した。ダイオキシン類の毒性は、生涯にわたる体内蓄積量、いわゆる体内負荷量に関連する。14pg WHO-TEQ/kg体重の耐容週間摂取量(TWI)が食品科学委員会によって2001年に設定されている。 2. EFSAの本声明は、4 ,000pg/kg体重の体内負荷量に相当する上記TWIで平均的なヒトがダイオキシン類に暴露していると仮定して設定した限られたデータに基づいている。EFSAは、また、上記の高濃度暴露は2008年9月に始まり、アイルランド産豚肉及び豚肉製品由来の過剰な経口暴露を除去する効果的な諸対策が現在はとられていると仮定した。EFSAは、豚肉中のダイオキシン濃度を3種類(50、100、200pg WHO-TEQ/g脂肪)、並びに、摂取した豚肉に対する汚染豚肉の比率を3種類(100、10、1%)仮定し、数通りの暴露シナリオに沿って平均摂取者及び高摂取者の摂取量を算出した。 3. 各暴露発生期間(90日間)中に豚肉脂肪を多く摂取した高摂取者が、記録された最高濃度(200pg WHO-TEQ/g脂肪)のダイオキシン類に汚染されたアイルランド産豚肉を100%の比率で毎日摂取したと仮定した極端なシナリオでは、当該TWIに内包されている不確実係数による安全マージンが相当侵食されている、とEFSAは結論付けた。当該TWIには10倍の不確実係数が適用されている限りにおいて、この可能性の低いシナリオによってヒトの健康を保護する度合いが削減されるものの、必ずしも健康への悪影響にはならないとEFSAは考える。 4. 各暴露発生期間(90日間)中に平均的な量の豚肉脂肪を摂取した平均摂取者が、最高濃度(200pg WHO-TEQ/g脂肪)のダイオキシン類に汚染されたアイルランド産豚肉を約10%の比率で毎日摂取したと仮定した可能性のより高いシナリオでは、体内負荷量が約10%増加することになる。EFSAは、今回の個別事案による体内負荷量のこの増加量に懸念はないと考える。 訳注:食品科学委員会は2001年に、Wistarラットにおける発達毒性のLOAELから計算した20pg/kgの推定ヒト一日摂取量(EHDI)を安全係数10で除して出した2/g/kg体重/日から14pg WHO-TEQ/kg体重の耐容週間摂取量(TWI)を設定した。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Statement/contam_ej_911_dioxins%20rev1.pdf?ssbinary=true |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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