食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02730010294
タイトル WHO、メラミン専門家会合結果報告(その1)
資料日付 2008年12月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  WHOは2008年12月1日~4日、カナダのオタワでメラミン専門家会合を開催し、このほど会合の概要、結論及び提言を公表した(10ページ)。構成及び概要は以下のとおり。
1. メラミン及び類似化合物の化学
 今般の中国産乳児用調製粉乳に含有されていたシアヌル酸、アンメリン及びアンメリドは量的にメラミンのわずか0.1%にすぎず、2007年に北米などで問題になったペットフードに使用されていた汚染小麦グルテン・コメ濃縮たん白添加物中の量に比べてもはるかに少量であった。
【提言】(1)影響を受けた中国人乳児から採取した腎結石中のメラミン、尿酸及び共汚染類似化合物(シアヌル酸、アンメリン及びアンメリド)の残留プロファイルを判定し、入手できれば乳児が摂取した調製粉乳サンプル中のメラミン及び類似化合物の含有量を判定する。
(2)in vivo/in vitroでのメラミンと汚染食品から検出されたオキシトリアジン種(シアヌル酸、アンメリン及びアンメリド)との間、またメラミンとの尿酸との間で生成される錯化合物について、析出閾値などの溶解特性を明らかにする。
2. 食品・飼料中のメラミン及び類似化合物の分析方法
【提言】(1)食品・飼料中のメラミンとその類似化合物を検出できる迅速・簡便・廉価なスクリーニング手法を開発し、徹底的に検証する。新しいスクリーニングツールは、ラボ環境外で様々な職員が利用できるものであることが望ましい。
(2)メラミン分析に携わるすべてのラボは、食品・飼料中のメラミン及び類似化合物の分析に関する組織的な技能検定プログラムに鋭意参加されたい。FAO/WHOは、かかるプログラムの奨励・促進の方途を探求すべきである。
(3)たん白質由来でない窒素源の混入をモニターし、究極的には防止するため、たん白質由来でない窒素は検知しない、より具体的で迅速・廉価なたん白質分析手法を開発する。
3. メラミン生成に関するデータ(ベースラインデータ等)
4. 暴露評価
 メラミンが添加された三鹿製乳幼児用調製乳摂取による暴露:8.6~23.4mg/kg体重/日。
 メラミンが添加された粉乳を含む食品摂取による大人への暴露:0.16~0.7mg/kg体重/日。
【提言】(1)補足的なメラミン生成に関するデータを入手した場合は、食事暴露評価を見直すべきである。(2)可能であれば、各国政府は食事暴露見積を適宜公表すべきである。
5. 毒性・疫学データ
 今般の中国の事案で得たデータによれば、主としてメラミンに汚染された調製粉乳は、その量が十分であれば結石を生じ得ることを示している。データは限られているが、結石の組成は尿酸とメラミンのモル比が1.2:1~2.1:1で、シアヌル酸又は他のメラミン類似化合物が存在している形跡はなかった。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL http://www.who.int/foodsafety/fs_management/Exec_Summary_melamine.pdf

利用上の注意事項

本データベースに掲載された情報の利用の際は、以下1、2をご理解ください。ご利用に当たって、以下3に同意したものとみなします。

1 情報の収集・要約・翻訳について

 (1) 掲載情報は、食品安全に関係する国際機関や国内外の政府機関等の公式ウェブサイト等から収集しています。ただし、すべての国や関係機関を網羅し、また各機関が公表しているすべての情報を収集しているわけではありません。
 (2) 掲載情報は、発信元の機関から提供されている情報の趣旨を出来る限り改変しないよう翻訳・要約しています。
 (3) 掲載情報の翻訳には、細心の注意を払っているが、誤訳や間違いを含む可能性があります。掲載情報と情報発信元の文章に相違がある場合は、情報発信元の文章が常に優先されます。
 (4) 掲載情報は、情報収集時点のものであり、その後の新たな知見等により更新されている可能性があります。情報元のURLや記事内のリンクについては、リンク切れとなっている場合があります。
 (5) 食品安全委員会が行った翻訳及び要約内容について、情報発信元の機関に確認は行っておりません。

2 掲載情報と食品安全委員会の立場について

 (1) 食品安全委員会は、国際機関、海外の政府機関や研究機関の情報をありのままにわかりやすく提供することがリスクコミュニケーションに資するものと位置付け、発足以来、本データベースを運用しています。
 (2) 本データベースは、海外の評価機関、研究機関の公表情報を翻訳・要約・集約したものであり、食品安全委員会としては、掲載情報の内容を検証しておらず、具体的には、その正誤及び真偽を一切確認していません。また、科学的な観点からの正確性を保証するものではありません。
 (3) 本来は、収集された情報に対し食品安全委員会としての見解を付与しデータベースに掲載することが最善ではありますが、日々収集される情報1つ1つの内容を確認・検証し、食品安全委員会としての見解をまとめることは不可能であることから、やむを得ず情報発信元の情報をそのまま掲載しております。
 (4) このため、掲載されている情報に記載されている意見・見解・主張は、情報発信機関又はその情報内で取り上げられている機関等によるものであり、食品安全委員会の考え方と異なる場合があります。

3 利用者の責務

 (1) 情報の利用に当たっては、必ず利用者自らが情報発信元の公式サイト等で最新の情報を確認し、利用者自身の責任で行うこと。専門的又は法的な判断が必要な場合には専門家に相談するなどにより最新の正確な情報を入手すること。
 (2) 2(2)~(4)のとおり、掲載されている情報は、
  ① 食品安全委員会として内容の正誤及び真偽を一切確認しておらず、
  ② 食品安全委員会の考え方とは異なる場合があることから、これを食品安全委員会の発信する情報として引用・転用することはせず、情報発信元の情報を直接、当該情報発信者のルールに基づき引用・転用すること。
 (3) 情報発信元の情報に誤り等があることや、掲載情報の利用によって生じたいかなる損害や不利益についても、食品安全委員会は一切の責任を負わないこと。