食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02720530208
タイトル 豪州・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、種子もやしの安全基準策定に関するファクトシートを公表
資料日付 2008年11月28日
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概要(記事)  豪州・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は11月2日、種子もやしの安全基準策定に関するファクトシートを公表した。
 種子もやしは各種種子並びに豆類が発芽したもので、生または調理して摂取される。種子もやしの例としては、アルファルファ、オニオンスプラウト、かいわれ大根及び緑豆もやしがある。
 FSANZは、消費者が入手可能な種子もやしの安全性を管理・改善するために、「種子もやしの一次産品並びに加工基準(オーストラリア)」を策定する意向である。同基準は、官報により豪州・ニュージーランド食品基準コード(コード)に組み込まれ、法的強制力を持つことになる。同基準は、コード中の他の要件と共に、食品供給チェーンにおいて種子もやし安全性の管理並びに改善を促進する。種子もやし基準の策定については、1991年の豪州・ニュージーランド食品基準法(Food Standards Australia New Zealand Act 1991)及び豪州・ニュージーランド食品規制閣僚評議会により規定された一次産品並びに加工基準に関する包括的政策指針(overarching policy guidelines)の目的に準拠している。FSANZは、同基準の策定に関しては種子もやし業界、政府機関及び消費者と協力し、最低2回の意見募集を実施する予定である。
1. 一次産品並びに加工基準とは何か。
 農産物の一次産品生産者及び加工業者に課せられた食品安全性の義務である。これらの義務には、農産物の生産及び加工中に発生するかもしれない食品安全上の危害要因を管理する措置が含まれる。これらの基準は、コードの他の基準と共に農場での生産から、販売を通じ消費者まで及ぶオーストラリアにおける食品の安全性の管理方法を提供する。
2. 一次産品並びに加工基準の策定は如何なる過程を経るか。
 FSANZは、農産物の農場での生産、収穫、包装、貯蔵、輸送及び第一次加工時における食品安全の危害要因及び取り扱い規範を明確にするために予備的な研究を行う。同時に、現行の国内的並びに国際的な規制または自発的規制措置について精査し、これら措置の効果を評価しまた欠陥点や矛盾点を明らかにする。
(1)第一段階-初期評価
 FSANZは基準策定提案の初期評価に関する意見募集を準備し、実施する。同評価報告では、業界の概略、作業範囲案、食品安全危害要因、また現行の指針及び規則におけるリスク管理について提示する。報告書では、FSANZによるリスク分析の結果を提示するが、それには入手可能な科学的証拠及び情報に基づいて策定されたリスク管理の選択肢を含んでいる。
 一般消費者、特にリスク管理措置案により影響を受ける人は、報告書で提起された問題に関し情報を提供し、リスク管理措置案について意見を表明することが求められる。報告書は、FSANZのウエブサイトで公表され、通常6週間意見が受け付けられる。報告書の入手についてはメディアを通じ発表される。
(2)第二段階-第二次評価
 FSANZは、一般消費者並びに主要業界関係者から提出された意見及び新たな科学的証拠に基づきリスク管理案を改訂する。また、リスク管理措置案の費用と便益を調べるために規制の影響分析を行う。
 リスク管理/規制措置改定案及び基準案は、第二次評価報告書に網羅され、6週間の意見募集のためにFSANZのウエブサイトで公開される。また、メディアを通じても発表される。
(3)第三段階-承認
 承認報告書では、一般消費者並びに主要業界関係者から提出された意見を勘案し基準案について再検討を行う。FSANZは、この報告書で最終的な基準に関しFSANZの理事会に答申を行う。
 理事会が基準を承認した後、閣僚評議会に通知する。もし閣僚評議会が見直しを要請しない場合には、基準が官報に掲載されコードの第4条に組み込まれる。基準は、官報掲載日または基準で指定される日時に発効する。
 この基準策定作業に関する追加情報についてはFSANZのウェブサイト( www.foodstandards.gov.au )で公表予定。
地域 大洋州
国・地方 豪州
情報源(公的機関) 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ)
情報源(報道) Food Standards Agency
URL http://www.foodstandards.gov.au/newsroom/factsheets/factsheets2008/anationalfoodsafetys4120.cfm
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