食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02720390331 |
タイトル | 英国保健省、国立CJDサーベイランス研究所(NCJDSU)の2007年年次報告書及び2007/08年科学報告書を公表 |
資料日付 | 2008年11月13日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国保健省(DH)は、国立CJDサーベイランス研究所 (NCJDSU)が作成した2007年の年次報告書及び2007/08年の科学報告書を公表した。 NCJDSUは、DH及びスコットランド地方政府保健部の資金助成により活動している研究所である。当該年次報告書では、NCJDSUが設立された1950年5月から2007年12月31日までを振り返り、変異型(vCJD)、弧発性及び医原性のCJDの臨床サーベイランスにおいて同研究所が行ってきた研究内容を概説している。CJD症例統計の主要点は以下の通り。 1. 1996年から2007年12月31日までの期間に英国では、総計166件のvCJD確定症例及びほぼ確実な症例が確認された。 2. 2007年には、vCJDほぼ確実もしくは確定症例が1件のみ報告された。 3. 2007年には、2006年と同様にvCJDによる死亡例が5件あった。 4. 2007年には、弧発性CJDによる死亡症例が56件発生した。2006年には65件であった。この数字は、他の諸国における弧発性CJDによる死亡率と似通っている。 年次報告書の全文(PDF 40ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.cjd.ed.ac.uk/report16.pdf 他方、2007/08年科学報告書は、NCJDSUの研究者により現在行われている、または将来行われる予定の研究の詳細について説明している。本科学報告書の主要項目は以下の通り。 1. 序文 2. 要約 3. 今後5年間に実施予定のサーベイランス及び研究の概要 4. 序論 5. 主要科学的論点 (1)サーベイランス 1) 英国の変異型及び弧発性CJDのサーベイランスは完了したか。それを如何に評価出来るか。 (2)変異型CJD 1) 英国における第一次vCJD流行の原因は何か。現在の状況はどうか。それはどのように変化して来ているか。 2) vCJDの臨床病理学的、遺伝的、また分子の特性は何か。またそれらはどのように関連しているか。 3) BSE関連疾病は、プリオンたん白遺伝子コドン129 MV型及びVV型(PRNP-129 MV & VV)を持つ人達に発症するか。それは如何に確定可能か。 4) 英国における第二次的、医原性vCJDのリスクはどうか。それはどのように管理出来るか。 5) 英国以外の諸国におけるvCJDの状況はどうか。それは英国におけるvCJDの理解に手助けとなるか。 (3)弧発性CJD 1) sCJDの原因は何か。sCJDの第二次感染のリスクはどうか。 2) sCJDの臨床病理学的、遺伝的、また分子の特性は何か。またそれらはどのように関連しているか。 (4)診断検査 1) 現在ヒトのプリオン病に利用可能な診断検査法の有用性は何か。現在の臨床診断基準の有効性はどうか。 2) 他の診断検査法で有用なものは何か。それらはどのように開発され、また評価されているか。 (5)治療 1) ヒトのプリオン病治療法の可能性はどうか。治療の可能性について如何に評価出来るか。 (6)公衆衛生 1) もしvCJFが非メチオニンホモ接合体 (non methionine (MM) homozygotes)で同定される場合、公衆衛生に対する影響はどうか。 2) NCJDSUは、CJDの第二次感染リスクの確定について如何なる貢献をしているか。 3) NCJDSUは、公衆衛生上リスクにさらされていると指定された者について、どのような追跡調査を行っているか。 4) 新規に確認された動物プリオン症の「非定型」からの公衆衛生リスクはあるか。それはいかに評価出来るか。 5) CJDの診断検査法開発におけるNCJDSUの役割は何か。 6) 他の諸国ではプリオン病に関しどのような公衆衛生対策が取られているか。 6.付属文書 (別個の文書) 同科学報告書の全文 (PDF 57ページ)は下記のURLから入手可能。 http://www.cjd.ed.ac.uk/scientificreport.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国保健省(DH) |
情報源(報道) | Department of Health |
URL | http://nds.coi.gov.uk/environment/fullDetail.asp?ReleaseID=384119&NewsAreaID=2&NavigatedFromDepartment=False |
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