食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02720100149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、香料グループ評価23改訂1:化学物質グループ15、16、26及び30に属する脂肪族、脂環式及び芳香族エーテル類に関する科学的意見書を公表
資料日付 2008年10月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月10日、欧州食品安全機関(EFSA)、香料グループ評価23改訂1:化学物質グループ15、16、26及び30に属する脂肪族、脂環式及び芳香族エーテル類(アニソール誘導体を含む)に関する科学的意見書(67ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. AFC科学パネルは、アニソール誘導体を含む18の脂肪族、脂環式及び芳香族エーテル類を香料グループ評価23改訂1として評価することとした。
2. 2物質は1つのキラルセンターを、他の2物質は2つのキラルセンターを、残りの1物質は5つのキラルセンターを持っているが、そのうち3物質は立体異性体の組成が特定されていない。二重結合の位置により2物質は幾何学的異性体の存在を示唆しており、商業製品において一方の異性体の割合が多いとされている。
3. 2物質が構造クラスⅠに、6物質が構造クラスⅡに、10物質が構造クラスⅢに属している。
4 .このうち、10物質は、食品中に天然に産生することが報告されている。
5. 初期値によるMSDIにおいて、18物質は0.011~15μg/人/日となり、構造クラスⅠ、構造クラスⅡ及び構造クラスⅢの閾値(各々1
,800、540及び90μg/人/日)を下回った。
6. 遺伝毒性に関する情報から、18物質は遺伝毒性の可能性を示唆することはないと結論した。
7. 18物質に関する代謝のデータは入手出来なかったが、構造的に関連性のある物質のデータから、報告されている摂取量では無毒な物質に代謝されると予測される。
8. mTAMDI法による8物質の推定摂取量(3
,200μg/人/日)は、分類された構造クラスⅠ、Ⅱにおける懸念を引き起こす閾値(各々1
,800及び540μg/人/日)を超えることを示唆した。残り10物質のうち、8物質の推定摂取量(3
,200又は3
,200μg/人/日)は、分類された構造クラスⅢにおける懸念を引き起こす閾値(90μg/人/日)を超えることを示唆した。1物質の推定摂取量(58μg/人/日)は、分類された構造クラスⅢにおける懸念を引き起こす閾値(90μg/人/日) を下回った。最後の1物質については、使用量のデータが提供されなかったため、mTAMDI法による摂取量は推定出来なかった。
9. 評価を行った当該香料物質の結果を商業製品に適用するには、成分規格が必要である。18物質のうち、17物質は十分な成分規格が提供されたが、4物質においては立体異性体に関する情報が欠けている。
10. MSDIに基づいた推定摂取量においては、安全性の懸念はない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Scientific_Opinion/afc_op_ej833_FGE23rev1_en
,0.pdf?ssbinary=true
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