食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02710410294 |
タイトル | WHO、週間疫学報告、2003年11月~2008年5月に発生したヒトのH5N1症例集計・分析結果 |
資料日付 | 2008年11月14日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | WHOは2003年11月~2008年5月に各国で確認され、WHOが通知を受けたH5N1ウイルスによるヒトの鳥インフルエンザ症例の集計・分析結果を公表した(週間疫学報告No.46、2008年11月14日)。概要は以下のとおり。 WHOは2003年11月から記録を開始し、2008年11月までに15ヶ国から総計383件の確定症例について通知を受けた。 1. 国別発生件数(全383件):上位5ヶ国で全体の90% (1)インドネシア(133) (2)ベトナム(106) (3)エジプト(50) (4)中国(30) (5)タイ(25) (6)その他(39) 2. 発生時季 毎年12月~3月が最も発生件数が多く、7月~9月が最も少ない。 3. 性別・年齢別分布 感染数に男女の性差は見られないが、女性患者の割合は国により差が見られ、36%(タイ)~68%(エジプト)のばらつきがある。また男女の感染比率が毎年一定でない国もある。例えばインドネシアでは、2007年だけ女性の患者が64%と他の年に比べて突出した。 患者の年齢は1歳~81歳で、平均年齢21.7歳、年齢中央値20.0歳。平均年齢は国によって17.4歳(エジプト)~28.1歳(中国)と差が見られる。 患者の年齢層別内訳は0歳~9歳(28%)、10歳~19歳(24%)、20歳~29歳(25%)であった。最多年齢層を国別に見ると、エジプト及びタイでは0歳~9歳が最多であるのに対し、中国、インドネシア、ベトナムでは20歳~29歳であった。年齢層別の罹患率に、同一国内での地域差は見られなかった。 4. 転帰 患者全体の致死率は63%であるが、発生年や国によって若干変動がある。上位5ヶ国で致死率を見ると、44%(エジプト)~80%(インドネシア)であった。 全発生国の致死率を年齢層別に見ると、10歳~19歳が最多の78%であった。全体的に女性の生残率が男性よりも低い。 5. 発症から入院までに要する期間 発症から入院までに平均4.6日を要しており、最短の2.2日(エジプト)から最長の5.7日(インドネシア)まで差が見られる。入院までの所要期間により転帰に差が生じている。 6. 論考 ヒトからヒトへの感染は確認されていない。ただし、家族の成員同士が関係した少数の環境の中で、限定的な意味でのヒトからヒトへの感染はあった。 国別に見るとパターンに有意差が見られた。このような差は、社会行動、文化的・宗教的慣行、医療機関の利便性、症例確認、治療、ウイルスの毒性などが関係した暴露の差を反映していると考えられる。 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 世界保健機関(WHO) |
情報源(報道) | 世界保健機関(WHO) |
URL | http://www.who.int/wer/2008/wer8346.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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