食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02710390330
タイトル 英国健康保護局(HPA)、生鮮ハーブに関する微生物の安全性調査結果を公表
資料日付 2008年11月24日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国健康保護局は11月24日、生鮮ハーブ製品の微生物学的安全性に関する調査結果を公表した。同調査は、地方食品規制当局調整局 (Local Authorities Co-ordinators of Regulatory Services: LACORS)との協力の下、2007年5月~10月の期間に英国全土で採取されたバジルなどの非加熱喫食用生鮮ハーブ3
,760種のサンプルを対象にサルモネラ属菌及びE.coliによる汚染度について評価したものである。 調査結果の概要は下記の通り。
1. 60(1.6%)のハーブサンプルはサルモネラ属菌及びE.coliに汚染されており、食料品の微生物基準に関するEU規則 (Regulation (EC) No. 2073/2205)によると不満足な品質であることが判明した。非加熱喫食(ready-to-eat)食品に関する微生物ガイドライン (Microbiological Guidelines)を適用した場合には、117(3.9%)サンプルの品質が不満足であった。
2. 6種のハーブの18(0.5%)サンプルはサルモネラ属菌に汚染されていた。その血清型の内訳は、Senftenbergが8件、Agonaが2件、Anatumが1件、Durbanが1件、Javianaが1件、Mgulaniが1件、Montevideoが1件、型名不明が1件、Virchowが1件、またNewportとVirchowの混合が1件となっていた。各件については直ちに小売店及び英国食品基準庁(FSA)に通報され、是正措置が取られた。Salmonella Senftenbergに汚染されていたバジルのサンプルはイスラエルで栽培されたものであった。その後、イングランド及びウェールズでヒトのS.Senftenberg感染症が32件、またスコットランド、デンマーク、オランダ及び米国で19件が確認された。バジルのサンプルから分離されたS.Senftenberg株は、ヒトの感染症例からの分離株と区別できない分子プロファイルを有しており、バジルの摂取とヒトの感染との関連の可能性を示唆していた。
3. この調査の結果、収穫前、収穫中及び収穫後、加工・処理、小売り並びに使用段階において適正農業・衛生規範を適用する必要の重要性が明らかになった。かかる規範により製品における交差汚染及び/または細菌の増殖の発生が防げる。最善の規範は、製品を摂氏8度以下で貯蔵また陳列することである。
 同調査の報告書全文 (PDF 21ページ)は下記のURLから入手可能。
http://www.hpa.org.uk/web/HPAwebFile/HPAweb_C/1227255728716
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国健康保護局(HPA)
情報源(報道) Health Protection Agency
URL http://www.hpa.org.uk/webw/HPAweb&HPAwebStandard/HPAweb_C/1227255733237?p=1204186170287
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