食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02700600188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、サプリメントの栄養学的又は生理学的有効成分32物質に関する省令案についての意見書を公表 |
資料日付 | 2008年11月20日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、サプリメント製造に際し栄養学的又は生理学的に有効な成分及び植物や植物製剤を使用することに関する省令案について競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受け、2008年9月8日付けで意見書を公表した(全76ページ)。概要は下記のとおり。 1. 背景 欧州指令2002/46/ECを適用する2006年3月20日付政令2006/352で適用省令に認可有効成分を規定することになっており、本省令案にはサプリメント有効成分32物質、植物原料230種、菌類40種、藻類14種がリストアップされている。本意見書には省令案付属書-Iに記載のα-リノレン酸、リノール酸、α-リポ酸など32種の栄養学的及び生理学的目的の有効成分の物質を下記の要領で評価したサプリメント評価書を付した。 2. 評価方法 AFSSAはサプリメント有効成分について生化学的役割、毒性、副作用、食品としての消費経歴から安全性及びリスクを評価した。また、安全性を示すデータが十分そろっていると考えられる場合にのみサプリメントとしての摂取限度(dose limite)を設定しており、安全性を示すデータが不十分な場合は摂取限度の提案はしていない。 サプリメントの摂取量についてDGCCRFからの提案がある場合は、当該摂取量で安全か否かの評価を行い、リスクがあると認めた場合は、安全性に関するデータが不十分であるとの留保条件付で他の摂取量を提案した。 また、現在市場に流通している製品の摂取量を上回る提案をしないこと、サプリメントの有効成分物質の大量摂取の後押しを避けること、栄養素強化の現在の動向の中で栄養源が混同しており摂取量が予測不能であることを考慮した。 評価は有効成分そのものについて行った。有効成分間の相互作用やバイオアベイラビリティに及ぼす有効成分の供給形態の影響等はデータが揃っている場合にのみ評価した。 これらの各物質についての意見書は、数種の有効成分を含み特別評価が必要となるサプリメントの安全性に予断を下すものではない。同様に、これらの有効成分の新たな供給形態については特別評価の対象となる。 3. 一般的考察 AFSSAは、サプリメントは栄養素又は有効成分を濃縮したもので、容易に安全用量を超過してしまうリスクがあることに注意を喚起する。栄養素を天然由来で含む食品では、食べる量が過度にならないのでこの超過リスクの抑制ができている。 特定の人々、例えば妊娠期や授乳期の女性、子供や高齢者は固有のリスクを抱えることがある。しかし、本意見書の問題であるサプリメント有効成分の安全性評価は生理学的に通常の状態の大人のデータで実施しており、妊娠期や授乳期の女性、子供や虚弱高齢者に外挿できない。 最後に、AFSSAは、評価が比較的短期間で実施されており、この結果、提案用量でサプリメント有効成分を利用したことによるリスクは長期リスクとは異なることを指摘しておくものである。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Documents/NUT2007sa0231q.pdf |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
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