食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02680230188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、小型反すう動物の乳経由による定型スクレイピー病原物質伝達のリスク評価に関する意見書を公表
資料日付 2008年10月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、小型反すう動物の乳経由による定型スクレイピー病原物質伝達のリスク評価についての意見書を2008年11月6日付で公表した。
 最近公表された新たな科学的研究では、小型反すう動物のスクレイピーが感染反すう動物の乳を経由して健康な動物(子めん羊)に伝達性があることが証明された。AFFSAはこの新事実を考慮した意見書を作成し、これまでに伝達性海綿状脳症(TSE)が検出された小型反すう動物群の強制措置に関して出されている勧告を補足する勧告を発した。欧州食品安全機関(EFSA)も同様の意見書を本日公開した。
 伝達性海綿状脳症(TSE)は神経組織変性病で人獣共通感染症である。小型反すう動物(めん羊及び山羊)は定型及び非定型スクレイピーに感染し、わずかだが牛海綿状脳症(BSE)にも感染することがある。消費者や動物を保護するため病原物質暴露リスクを抑制する予防策として、1996年以来保健当局により小型反すう動物のTSE根絶措置と牛のBSE根絶措置が並行して施行されている。
 現在まで、TSEに感染した小型反すう動物の乳における感染性の有無を証明する研究はなされていなかった。英国のKonold et al.は、TSEに感染した遺伝的に感受性が高い雌めん羊の乳で飼育された子めん羊へのスクレイピー病原物質の伝達性に関する研究を行い、結果を2008年4月に公表した。この研究結果について、フランスのLacroux et al.が確認し、データを補足した。
 これらの新たなデータに基づき、ヒトと動物の暴露リスクを低減する目的で、AFSSAは特に、感染動物群内で感受性の高い遺伝子をもつと体の管理に関する勧告を補足した。
 AFSSAの結論と勧告
1. 動物の健康に関して
 現在利用可能な科学的データは非定型スクレイピーに関する勧告を変更するものではない。但し、定型スクレイピー及びBSEについては、小型反すう動物の個体群の間の再循環(recirculation)を避けることを目的とする勧告を付した。同様に、乳及び初乳はそれを生産した個体群内でのみ使用するものとしている。又、乳及び初乳は一般的に反すう動物用の飼料として販売流通をさせないようにするものとした。感染個体群では、この措置は個体群から感受性の高い個体が全て除去されるまでは単胃動物用にまで適用を拡大する。
2. ヒトの暴露リスクについては、AFSSAは次の二つのケースに分けている。
(1)感染の疑いがないめん羊や山羊の群については、AFSSAは乳やそれらの加工品の使用や販売流通に関して何ら勧告事項はない。
(2)定型スクレイピー感染の疑い、もしくは感染しためん羊や山羊の群について、AFSSAは定型スクレイピーが確認された群の中の感受性の高い遺伝子を有する個体が全て排除されるまで当該群由来の乳及び乳製品を食品として販売流通することを禁止するよう勧告する。
3. 欧州連合の展望
 AFSSA及びEFSAの見解として、小型反すう動物の定型スクレイピーは、感染した小型反すう動物の乳を経由して伝達する可能性を示唆するものであるという結論で一致をみた。
 「定型スクレイピー病原物質の同一種内伝達に関する新たな科学技術データが動物衛生及び公衆衛生に及ぼす影響評価に関する2008年10月8日付AFSSAの意見書(仏文)」は以下のURLから入手可能。
http://www.afssa.fr/Documents/ESST2008sa0115.pdf
 「2008年10月8日付AFSSA勧告概要(仏文)」は以下のURLから入手可能。
http://www.afssa.fr/Documents/ESST-RecoAvis8octobre.pdf
 Konold T
, Moore SJ
, Bellworthy SJ
, Simmons HA. Evidence of scrapie transmission via milk
, BMC Vet. Res.
, 2008
, 4:14、論文「乳によるスクレイピー伝達のエビデンス」(英文)は以下のURLから入手可能。
http://www.biomedcentral.com/content/pdf/1746-6148-4-14.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/PM9100B301.htm

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