食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02650450305 |
タイトル | EU、食品製造用の動物クローニングに懐疑的なEU市民の世論を示す調査結果を公表 |
資料日付 | 2008年10月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | EUは10月9日、食品製造用の動物クローニングについてかなり懐疑的なEU市民の世論を示す調査結果を公表した。概要は以下のとおり。 1. 動物クローニングに対するEU市民の意見を評価するため、欧州委員会(EC)は2008年7月に世論調査Flash Eurobarometerを実施した。無作為抽出の市民25 ,000人以上にEU加盟27ヶ国が聞取り調査を行った。 2. 主な調査結果 (1)広範囲にわたり大半の市民が動物クローニングについて十分なレベルの知識を有している(10人中8人が「クローニングとは既存動物とまったく同じコピーを作出すること」と正しく述べている)。 (2)動物クローニングの自然界への長期的影響は全く不明であると81%が感じ、クローン動物を食品に用いることの長期的な健康影響及び安全性影響について十分な経験がないと84%が述べている。このようにかなり高い割合の市民が、食用のクローニングについて否定的である。 3. その他の調査結果 (1)どんな場合にクローニングは認められうるかについて、回答者の平均58%が食品製造用の動物クローニングは認められないことが望ましいと答えた。同41%は、疾病に対する動物の頑健性(robustness)を向上させるために認められる可能性はあるとした。希少動物種の保存に用いるのであれば、認められるだろうと答えたのは同44%であった。 (2)食品製造用のクローン動物飼育を正当化する潜在的な便益(健康上の又は経済的な)は何もない、と回答者の38%が考えている。動物クローニングに便益があると思うと答えた回答者の54%は、世界的な食糧問題を解決する可能性があるという意見であった。しかし、回答者全体の54%が動物クローニングは最終的に消費者のためにならないと感じ、動物クローニングは最終的に農場経営者のためにならないと感じたのは同44%であった。食品製造目的のために動物クローニングが認められた場合、食品業界が最終的に利益を得ると答えた回答者は86%であった。 (3)自分がクローン動物由来の食品を買う「可能性はまったくない」と回答したのは43%で、クローン動物の後代由来の食品を買う「可能性はまったくない」と回答したのは41%であった。 当該Flash Eurobarometerの分析報告書(105ページ)は以下のURLから入手可能。 http://ec.europa.eu/food/food/resources/docs/eurobarometer_cloning_en.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州連合(EU) |
情報源(報道) | 欧州連合(EU) |
URL | http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/08/1478&format=PDF&aged=0&language=EN&guiLanguage=en |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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