食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02650300328
タイトル 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)、2007年の英国における人獣共通感染症に関する報告書を公表
資料日付 2008年10月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)は、2007年の英国における人獣共通感染症に関する報告書を公表した。同報告書は、2007年に各機関により発表されたデータ及び情報を収集、編集したもので、ヒト、食品、飼料及び家畜に関する情報を過去のデータとの比較で概説している。主要な食品並びに水由来の人獣共通感染症(カンピロバクター、サルモネラ感染症、腸管出血性大腸菌O157及びクリプトスポリジウム)、また牛結核病、ブルセラ病、炭疽、狂犬病、ウエストナイルウイルス、BSE及び鳥インフルエンザなどの報告義務がある動物の主な人獣共通感染症を網羅している。
 主要点は以下のとおり。
1. カンピロバクター
 2007年には2006年の記録件数から10%増加した。しかしながら、記録された55
,590件の数値は、ヒトにおける件数では全般的に減少を示している。
2. サルモネラ感染症
 2007年には、ヒトのサルモネラ感染症の報告が13
,213件記録された。これは、2006年に確認された14
,060件と比較し6.2%の減少となっている。
3. 腸管出血性大腸菌O157
 2007年におけるヒトの腸管出血性大腸菌O157発症件数は、2006年に比べ9.8%減少した。
4. 牛結核病
 2007年においては、畜牛の新たな発症例また検査が行われた群数でも増加が見られた。
5. ライムボレリア症
 2007年を通して報告件数の増加がみられた。また、前年同様に多くの件数は7月、8月、9月に発生するという季節的傾向があった。
6. 鳥インフルエンザ
 スコットランドでの野生のハクチョウにおけるH5N1亜型及びノーフォーク(Norfolk)での家きんにおける低病原性鳥インフルエンザH7N3亜型の検出結果について言及されている。
7. Q熱
 2007年にはチェルテンハム(Cheltenham)地域で、ヒトのQ熱のクラスター発症例が1件確認された。健康保護局(HPA)及び獣医学研究所(VLA)による大規模な調査にも拘わらず、感染源については確認されなかった。 
 報告書の全文 (PDF 96ページ)については、下記のURLから入手可能。
http://www.defra.gov.uk/animalh/diseases/zoonoses/zoonoses_reports/zoonoses2007.pdf
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)
情報源(報道) DEFRA
URL http://www.defra.gov.uk/news/2008/081009a.htm
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