食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02630340343 |
タイトル | フランス衛生監視研究所(InVS)、スペイン産調製乳によるサルモネラ症乳児集団感染2008年9月の概況を公表 |
資料日付 | 2008年9月30日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス衛生監視研究所(InVS)はフランス国内で販売されているスペインのNovalac digest社製のAR Digest商標の調製乳によるサルモネラ・エンテリカ血清型Give乳児集団感染2008年9月の概況第一報を2008年9月29日付けで公表した。 2008年9月18日、ナント市の病院はロワール・アトランティック県の保健福祉局(Ddass)にミルクだけで育てられた乳児がサルモネラ症に罹患している旨通報した。9月22日、乳児2名のサルモネラ感染症の通報がニオール市の病院(ドゥ-セーヴル県)からあった。これら乳児3名から分離したサルモネラ菌株の血清型は不明であった。 他方、今年8月19日まではサルモネラ属菌のナショナル・レファレンス・センター(CNR)であるパスツール研究所に、乳児から分離したサルモネラ菌血清型Giveの株は一切届けられていなかった。しかしながら、2008年8月20日?9月8日の間に複数の乳児(生後一歳未満)から分離した血清型Give株6株が届けられている。 前述の乳児サルモネラ感染症3件に共通する暴露源を検出し、血清型を同定する調査が開始された。その際、CNRによって分離・同定されたサルモネラ菌血清型Giveについても調査した。 サルモネラ感染症に罹った乳児3名の両親からリスクを有する暴露源、殊に食品と飲料水の摂取に関する聞取りを行った。生後9週、4ヶ月及び5ヶ月の乳児3名はそれぞれ9月13?18日に熱を伴う下痢症状を呈し、9月17?19日に入院した。これら乳児3名は、その他の下痢症状を示す患者との接点が無く、また調製乳以外に共通する暴露源がないことが判明した。3名とも、同じ商標のミルク(Novalac AR digest)を摂取していた。発症前に摂取していたミルクのロット番号は2症例で判明している(ロット番号No.10、消費期限は2011年6月18日)。3症例の分離株のうち2症例の株は9月25、26日にそれぞれサルモネラ菌血清型Giveと診断された。 2008年8月20日?9月29日現在までに、生後1歳未満の乳児から分離したサルモネラ菌血清型Giveの分離株は合計18株となり、CNRに届けられた。乳児18名中の9名を調査の対象とした。これら乳児9名は生後1.5ヶ月?4.5ヶ月で、フランス本土内に居住している。発症は8月17?9月18日で、全員が下痢をし、その内の5人が出血性下痢であった。8人が発熱し、6人が入院した。これ等9人の乳児の両親は一様に、発症前の一週間、Novalac AR digest商標の粉末調製乳を乳児に飲ませていたと報告している。4人の乳児が飲んだミルクのロット番号はNo.10であった。これ以外の暴露源は明らかになっていない。 調査の結果はNovalac AR digestのミルクがこれらの症例の感染源であることを強く示唆するものである。9月22日、保健当局とメーカーはロット番号No.10のNovalac AR digest商標のミルクのリコールを決定し、メーカーは9月23日にリコールを開始した。Novalac AR digestのミルクを摂取しないよう注意喚起し、購入品を販売店に返品するよう呼びかけている。 その他の乳児のサルモネラ感染症、及び製品の微生物学的検査及び調査が継続して行われている。 Novalac AR digest商標のミルクはスペイン製品でもっぱらフランスに輸出されている。また、本製品は薬局でのみ販売されているものである。 サルモネラ感染は汚染製品を摂食後3日以内に発症し、嘔吐、時に出血性下痢、殆どのケースで発熱を伴って胃腸炎の症状を示す。乳児にこれ等の症状が現われたら必ず医師の診察をうけるよう注意喚起した。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
情報源(報道) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
URL | http://www.invs.sante.fr/surveillance/salmonelloses_non_typhiques/point_290908.htm |
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掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
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